別居中・離婚・再婚活中・ステップファミリー

どのような形の家庭にも
幸せと、心のあたたかさを見出せますように。

離婚から立ち上がり、シンママ生活を楽しむ


1. 離婚記念日



別居から離婚まで、1年半程かかりました。

話し合いがとても難航したのです。




ひたすら待ち続け、ようやく元夫から捺印済みの離婚届が送付された際には

私は一瞬「離婚記念日になるわけだから・・・」なんてどうでも良いことを考えていました。

覚えやすい日やゾロ目の日に提出する?とか、離婚届を出した日に打ち上げでもしようか?なんて。

すぐにそんな考えは飛んで、私は翌日の会社帰り早々に市役所へ行きました。

事務的に提出して、電車に乗ります。

打ち上げも買い物もなし。

記念に、自分へのご褒美を・・・なんてことも思いましたが、 一刻も早く保育所へお迎えに行かなければなりません。

お世話になった人にだけ、「無事、離婚成立しました」とお礼の連絡をしましたが、 それ以上は特に何もありません。 

これが離婚なのだな、と実感しました。

頭の中には、桜が満開、 そこに受験で合格した学生さん達が、両手をあげて喜びを分かち合っています。

そしてそれを遠巻きにポツンと眺めている私。

そんなイメージ。

そう、離婚して「ばんざーい!!!」では無かったのです。

ご褒美にバッグを買うとか、シャンパンとチキンでお祝いするとか、 そういうものではありませんでした。

あくまでも自分は遠くで、ポツンと座っているだけ。

今日、市役所に1枚の離婚届が出されて、1組の家族が終わった。 

ただそれだけのことでした。


2. 劣等感の裏返し



離婚の翌日。会社にそのことを申し出ました。

苦手なお局さんが、私の肩を軽くたたいて言います。

「まだ若いんだから、いくらでも再婚できるわよ!」

慰めているわけです。

普段は仲が悪くとも、・・・。

敵に情け、といったところでしょうか。

私は可愛くない性格ですから、 もう本当に正直、全く嬉しくありません。


私は綺麗な服を着ることにしました。

いつも明るく輝いていよう。

髪も、メイクも念入りに。

仕事はテキパキこなそう。

私は少し斜め上から人を見下ろしていました。

ニコニコ笑いながら、内心ちょっと別のことを考えていました。


「わたしは、まだまだ出来る。幸せになって見返すんだ。」


離婚して惨敗どころか、 むしろ少し歪んだ不屈の精神で立ち上がったのです。


3. みせかけの優しさ



私は毎日笑顔でした。

人の嫌がる雑用も積極的に引き受け、手伝いにも余念がなく、 何より他人に親切でした。

ある日、K君が私に意味深なことを言ってきました。

そしてなんとなく私の自尊心は満たされたのでした。

好意は少しずつ近づいてきて、 正直、そこに甘えたい、逃げ込みたい私もいましたが、 お付き合いには至りませんでした。


「君は優しい、君といるとなんだかホッとする」


私は彼のその一言を聞いて、はっきりと確信したのです。

K君は私の上辺に騙されていました。

私は優しくもないし、 一緒にいてホッとしてもらえるような存在でもありません。

身なりはきちんとしていましたが、家の中はいつも散乱していました。

会社では温かいハーブティを入れていましたが、 家の中では疲れ果てていて 水道水をそのままコップに入れて飲むことさえありました。

会社ではニコニコ笑っていましたが、 帰りの電車では泣いてしまう時もありました。

「外での私」と「自宅でのシングルマザーの私」は、 あまりにもかけ離れていたのです。 


「君といるとホッとする」  


私自身は、いつも緊張と多忙で張りつめていました。

私が唯一ホッとできたのは・・・ 

古くからの友人や、 新しく増え始めたシングルマザーの仲間と過ごす時間だけ。

一度結婚に失敗した私は、 安易に他人に寄り掛からないことを学びました。

それ以来K君の前では地で話せるようになり、 お互いに「理想とはちょっと違う」ことも分かりました。

恋愛には発展しませんでしたが、 ようやく私たちは、信頼できる友達になれたのです。



 


4. SNS


ふと、写真をUPしたのです。

そんなことは中高生のすることだと思っていました。

その日のうちにコメントが盛り上がり、私は少し楽しくなりました。

次の土曜日は、お弁当を持って公園に行きました。

そして眩しい緑の下で、写真を撮りました。

毎週毎週、休日のたびにお出かけをしました。

科学館
プラネタリウム
木工
プール
お祭り
映画
防災訓練
図書館
クラシックイベント
和太鼓
コスプレ
盆踊り
アスレチック
森ヨガ
太極拳
ライトアップ
お城や観光名所
銭湯
農業体験
お花見
サイクリング・・・

もう書ききれませんが、毎週毎週、人生の中でこれだけお出かけしたのは初めてです。

遅すぎる私の青春でした。

毎回つきあってくれた子どもには本当に感謝しています。


SNSという、ちょっとしたツールで私の行動は劇的に変わりました。

そう、別居中から離婚成立するまでの間、 私は毎日暗い闇の中にいたのです。

シングルマザーになった私には、 いつも楽しいコメントが舞い込むようになりました。





5. 子育て



自分が出産するまで、 私は乳幼児と触れ合ったことがほとんどありませんでした。

初めての出産で0歳の子どもと二人暮らし。

分からないままの子育てに、別居や離婚のストレスで、 充分な関りができていなかったかも知れません。

そのことは、子どもには申し訳なく思います。


それでも運の良いことに、私は隣人に恵まれました。

いつもマンションの隣部屋の女性が気にかけてくれ、 子どもは笑顔のたえない暮らしをしていました。

また、保育所の役員や地域のボランティア、 無料のクラブ活動にも積極的に参加しました。 

私たち親子は、沢山の親切な人々の善意で育てられたのです。


6. 自分で決める



0歳児と二人暮らしになり、 全ての出来事は私の決断にかかっていました。

どの保育所に入所するか、

どこに住むか 、

土日のお出かけ先、

今日のランチメニュー、 

全てが私の決定によるものとなりました。 

今まで人任せで生きてきた私にとって、これは初めての経験です。

自分で決めて、自分で責任を持つ。

幾つか失敗、判断ミスもありましたが、それも含めて良い経験となりました。

唯一やり残したことは・・・ 住宅の購入ぐらいでしょうか。

さすがに自分で住宅ローンを組む勇気は持てなかったのです。





7. すでに幸せになっている未来の自分を探しに行こう



この言葉を、ネットで見かけたのです。

ああ、そうだ。探しに行くのだ。

私は心に火が灯ったように動き出しました。

すでに幸せになっている未来の自分が、どこかに、確実にいるのだ。 

そう確信しました。

シングルマザー。

古い1DK。

リサイクルショップで買った服。

ドングリや松ぼっくりを拾ってきて手作りしたおもちゃ。 

100円ショップで購入したまな板とお鍋。
 布おむつの貧乏生活。


ここからの始まり。


私はどん底にいて、だけどその先には輝く未来があることを知っていました。

数年がたち、今、私は愛する人と再婚して、家族5人あたたかく幸せな暮らしに恵まれています。

運よく「未来の幸せな自分」に出会えたのです。


今だからはっきりと言えることがあります。

この幸せな今の暮らしと同じように、あの頃の私は間違いなく幸せだったのだと。

0歳児をつれて独りでオロオロしていた小さな自分。 

深い闇、深い深い恐怖。 

この子と二人、私、どうやって生きていったら良いのだろう。

不安だらけの、あの泣いてばかりいた寂しい自分こそが、 人生の中で一際尊い自分だったのです。 


あなたがもし、今の状況が辛くて泣いているとしたら、3年後5年後10年後に今日を思い出して


もう大丈夫だよ。よく頑張ってくれたね、ありがとう。


あなたはご自分にそう伝えることでしょう。


▼ 自己紹介記事

24sadalsuud.blogspot.com
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離婚は恥?受け入れるまでの葛藤


子連れ再婚


「子どもが可哀想」


私だけでしょうか。そんな言葉を、何度も目にしてきました。


「養父による連れ子への虐待」

「再婚は親の身勝手」

「母親であることより、女を優先した」


虐待のニュースで「内縁の夫が」とテロップが流れると


「ああ、やっぱりね」


何度も何度も目撃した、このやりとり。


子連れ再婚 = 虐待という、この偏見。


だけど私自身にも、「子どもが可哀相だから再婚しない」と考えていた時期があったのです。






1. 子どもは可哀想なのか



それは離婚前も同じでした。


「離婚したら、子どもが可哀想」


私自身がそう思っていました。

この子を、片親の子にしてはいけない。

そう思って我慢することが母親になった自分の責任だと感じていたのです。

それなのに結局、耐えきれず離婚。


「片親の子にしてはいけない」


その思い込みは、離婚と同時に「片親の子にしてしまった」という自責になりました。


もし、あなたの大切な友達が「片親の子」だったとしたら。

あなたは彼女に「父親がいなくて可哀想な人だね」なんてことを言うでしょうか?

相手が友達なら、おそらく「可哀想な人」とは言わないでしょう。

むしろ「素敵な人」「素晴らしい人」だと言ってあげられるのではないでしょうか。

どうして友達には「素敵な人」だと言えるのに、

自分の子どもや自分自身に対しては、素直に「私たちは素晴らしい」と言ってあげられないのでしょうか。


2. 離婚したことを言えない



離婚した時に、真っ先にこの言葉が浮かびました。


「会社に、なんて言おう」


そう、離婚する前も同じことを考えていたのです。


「離婚するかも知れない、親になんて言おう。友達にはなんて言おう。ご近所にばれてしまう。」


離婚するという重大な決断の際に、「周囲になんて言おう」

・・・自分の立場、保身に必死。

離婚は恥だと考えていたのです。

そして、色んな言葉がよぎりました。


離婚は我慢が足りない、

責任感がない、

協調性がない、

常識がない、

自分勝手。

わがまま。


離婚後。

当たり障りのない知人に「ご主人は?」と聞かれた際、私は「単身赴任で」と、嘘をついてしまいました。


3. 運悪く聞いてしまった本音



ある集まりのこと。

その場に、私がシングルマザーであることを知る人は一人もいませんでした。

それは先日のニュースの話題です。


「10代の少年が、残虐な事件を起こした」

「怖いね」

「見た見た」


一人の女性が言いました。


「犯人は、片親の子だったらしいよ」


その場の全員が、一斉に頷きます。


「ああ、なるほどね」


犯人が母子家庭育ちだと、どうして「なるほどね」なのでしょうか。

あんな残虐な事件を犯すのはなぜか?
片親の子だから。なるほどね、納得。

この、流れ。

誰も私がシングルマザーであることを知りません。

知っていたら、面と向かってこのようなことは言ってこなかったでしょう。

「これが人の本音なのかな」と、私は、少し、卑屈になりました。





4. 運動会は、どうしよう



保育所の運動会。

保護者の参加チケット申し込み用紙は、廊下に貼りだされています。


「25日までに記入してください。」


毎日、誰かが書き込みます。3枚、5枚、2枚。

私は空欄のまま、様子をみています。


「1枚」


Hさんの欄には、そう書かれていました。

ああ、Hさんは一人で来られるのね。

私は親近感を抱き、少し安心しました。

結局、締め切りの25日夕方、そっと「1枚」と書きました。

お迎えの時間はいつも私が最後なので、幸い、その「1枚」の書き込みは誰の目にも触れませんでした。

運動会当日。私はそっとHさんの近くにいきます。

Hさんは独りの私に気づいて、横に来て話しかけてくれました。

Hさんのご主人はお仕事で、今日は来られないとのことです。

なお、翌年Hさんは、無事にお休みが取れたご主人と二人で参加されていました。

その年、私はRさんと一緒に参加していました。

Rさんは私と同じシングルマザー。

この一年で、私には仲間が出来ていたのです。


5. おとうさん、しんだの?



保育所のお迎えにいくと、唐突に聞かれました。

T君3歳。なんの悪気もないことです。

そばにいたT君のおばあちゃんが、慌てて「これ!そんなこと言うもんじゃない!」と、たしなめます。

一番困っていたのは、息子でした。

父親がどこにいるかなんてことは、息子には答えられない質問だったのです。





6. 真実を話す喜び



ある日ふと、市の広報で目が留まりました。


「シングルマザーの皆さん、お話しませんか」


人見知りの私が、自分から電話を取りました。

その日、同い年の女性と出会いました。

偶然、子どもも同い年です。

I君は息子に言いました。


「ぼくなぁ、お父さんいないんだぁ。」


息子は目が輝きました。


「ぼくもお父さんいないよ!!!」 


満面の笑みが広がります。

息子は、I君の初めての仲間になりました。

私は、I君ママの初めての仲間になりました。


7. 仲間ができて、強くなる



その日、息子のちょっとした風邪で、小児科の待合室にいました。

偶然、保育所の年長さんWちゃんもそこにいました。

息子とWちゃんは世間話を始めます。


「おうち、どこ?Wのおうちは3階よ」

「ぼくんち、Sマンションの1階」

「1階だけ?」


そんなやりとりの中で、Wちゃんは5人家族で3階建ての戸建てに住んでいると話していました。

息子はありのまま話します。


「ぼくはママと2人だよ」

「おとうさんは?」

「おとうさんはいないよ。ママだけ」

「え。やば!」


Wちゃんは「やば!」と言って笑いました。

少し困惑する息子でしたが、即座に私の方をみて「なー!」と言います。

私は落ち着いて、


「うちは2人だけど、おうちは毎日楽しいよ。おばちゃんのご飯もおいしいよ」


ニコニコ穏やかに答えました。

Wちゃんは怪訝な顔をします。

Wちゃんのママは、隣でずっとスマホを触っています。

ちょうど順番が来て、私たちは手を振って診察室に入りました。


私は、Wちゃんのママを「嫌な感じだなぁ」と思いました。

ああいうシーンで、足を組んでスマホ。

自分の子どもが差別発言しているのに対して、何も注意しないのだろうか。

私は、「離婚したのは自分」なのに、その矛先を変えて、Wちゃんのママに不快感を抱きました。

そう、そして瞬時にそんな自分を罰したのです。


「離婚したのは自分でしょ?

人から何か言われて腹を立てるぐらいなら、離婚しなきゃ良かっただけ。

いっそ最初から結婚なんてしなきゃ良かったのよ。

それを棚に上げて、なんでも人のせい。

だからバツイチは自分勝手なんて言われるんだ。」


私は自分の中から、そんな声が聞こえました。

離婚は親の自己責任。

子どもはもっと辛いのだ。

診察を終えて、私は息子と笑っていました。

いつものように、あっちむいてホイ!を、しながら。

私は待合室で嫌な気分になりましたが、落ち込むことはありませんでした。

来週、またシングルマザーのI君ママと一緒に遊ぶ約束をしていたからです。

嫌なこと、辛いことは流れていくもの。

同じように、私の人生には楽しみも喜びもあることを、仲間が教えてくれたのです。





8. 居場所



その後もシングルマザーの集まりに通い続け、仲間は一人、また一人と増えていきました。

今まで離婚をひた隠しに生きていた私は、仲間の中で、次第に事実を率直に話せるようになりました。

また、仲間以外の、・・・少し空気感の違う人々に対しては、あえて「話さない」ことも選択できるようになりました。

「ご主人は?」と聞かれると、にっこり笑って「色々ありましてね。」と答えることもありました。

それでも通じない相手には、「私、言いたくないのですよね」と。

ニコニコ笑って穏やかに、そんな大胆な返答もするようになりました。

話すことも、話さないことも自由。

私が決める。

私が誰を信頼するかは、私自身が決めていくこと。

勿論、少々の失敗もありました。

言わなきゃ良かったなぁ、なんてことも。

だけど「主人は単身赴任で」なんて、後でばれて自分が困るような嘘は、言う必要がなくなりました。

幸せ再婚ブログ:40代・アラフォー子連れ再婚で幸せになる


再婚で幸せになれますか?



子連れ再婚後、毎日、幸せに暮らしています。

ですが、ふと「同じ立場の誰かと話したい」そう思う時があります。




シングルマザーの頃は、沢山のシンママ・再婚ママ友達に囲まれて暮らしていました。

ですが再婚後に引っ越しをして、今は頻繁に会える距離でもありません。

ここは小さな田舎町。

近くに再婚者は見当たりません。

「それなら再婚ブログでも始めてみようかな」




最初は小学校の「生い立ち授業」でした。

小学校2年生で、自分の生い立ちを調べて発表するという授業があります。

息子がその宿題を持ち帰り、当時は色々と思うことがありました。


生い立ちを知ることは大切です。

ただ、子どもたちにはそれぞれに環境があり、再婚、ひとり親、里親、児童養護施設、離別、死別、

それを小学2年生に、どのように伝えていけば良いのか。

夫婦で話し合い、昔からの友人、シンママ友達、再婚仲間とも相談しながらその宿題は無事に終わりましたが、

正直「再婚って何かと課題があるなぁ」と感じたのでした。





テレビでも「連れ子の虐待」「養父の暴力」がニュースで流れると、ネット上に沢山のコメントが飛び交います。


「子どもが可哀相だから再婚しない」

「血のつながらない親に子育てはできない」


このようなコメントを目にすると、微妙な気持ちになりますね。

言う人は言うんだから、言わせておけばいい。

そう思っていても、やはり気持ちのいいものではありません。


「嫌よね。」

「本当ね。でも気にせず頑張ろうね。」


たったこれだけ。一言で良いんです。

同じ立場で、気持ちが分かりあって、それだけで心が軽くなる。

あたたかい気持ちで、また頑張れる。

そういう場所が欲しいなぁと思ったのです。

それがこの「再婚ブログ」の始まり。


再婚して幸せになる



私は幸せです。

幸せな再婚者はたくさんいます。

だからと言って、悩みがない訳でもありません。


「再婚後の子育て」

「連れ子の学費」

「再婚後の妊活」

「元夫との面会や養育費」

「再婚後の親戚付き合い」


当然、迷いも葛藤も、沢山あります。

同じように悩み、歩む人たちと出会いたい、共有したい。


どうすれば幸せな再婚生活を守れるか。

どのようにあたたかい家庭を築けるか。


その答えを、あなたと一緒に探しに行きたいのです。




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▼ 自己紹介記事:

再婚したいあなたへ


再婚活の始まり。
初めての再婚活は、失敗に終わりました。



離婚直後のあなたへ


離婚したことを言えない。
傷つくことも多かったです。



将来を考えはじめたあなたへ


辛い時期の卒業。
本当の幸せを探し始めたころ。



▼ 上位記事:



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よろしくお願いいたします☆



40代で、30代半ばの初婚年下男性と子連れ再婚しました。

その後、自然妊娠 & 第2子、第3子のセメントベビーを高齢出産。

再婚・育児・夫婦・離婚・幸せな生き方、
たくさんの話題で楽しくお話できますように。





妊娠糖尿病その後。産後1年で境界型糖尿病(糖尿病予備軍)へ進行

妊娠糖尿病で無事に出産。

安心も束の間、今度は産後の血糖管理が始まります。


「産後、妊娠糖尿病は治るか、治らないか」





担当医から「妊娠糖尿病にかかった人は将来的に糖尿病になりやすいから気をつけて下さい」と言われていました。

ネットでも、妊娠糖尿病のうち大体2割ぐらいの人が糖尿病に移行するなんて記事を見かけます。


「何%が糖尿病になるか」


ですが、それを検索しても不安は拭えませんよね。


自分がこの先、糖尿病になるかどうか」


世間が何%だろうと、「自分自身がどうなるか」の方が問題です。

確率よりもむしろ「糖尿病にならないために」を検索した方が有益ではないでしょうか。


そう言いつつも、私自身は産後一年で遂に「境界型糖尿病」(糖尿病予備軍)と診断されてしまいました・・・。

ですので、こちらは反面教師で

「こういう危険なことをしたら糖尿病になるんだなぁ」と思いながらお読み頂ければ幸いです。



目 次

  1. いつ正常に戻る?いつまで測定?下がらない産後血糖値
  2. 産後3ヵ月でブドウ糖負荷検査。一旦は正常値へ!
  3. 産後6か月は油断から徐々に間食増加
  4. 産後1年まさかの境界型糖尿病(予備軍)
  5. 境界型糖尿病と、今後の生き方


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1. いつ正常に戻る?いつまで測定?下がらない産後血糖値



主治医から「産後は血糖測定しなくて良いですよ」と言われていました。

妊娠糖尿病時の血糖測定は、あくまでも「胎児のためのもの」

私の場合は軽症だったので、毎日の血糖測定は一旦終了。

産後3ヵ月後のブドウ糖負荷検査でフォローアップとのことでした。


そうは言っても気になりますよね・・。

余っていた針があったので、気になるところで自己測定しました。


産後7日目 昼食後 114(普通食)

産後10日目 昼食後 231(チキンライス)

産後10日目 夕食後 104(普通食)

産後11日目 昼食前 85

産後13日目 夕食後 239(カレーライス)

産後14日目 朝食前 73

産後17日目 夕食前 82

産後17日目 夕食後 88(普通食の半量)

産後23日目 昼食後 114(カレー半量)



結局のところ、

・普通食なら基準値内に納まる。

・カレーライスやチキンライスは爆上げされる。

(夫は400グラムのカレーライスを食べても食後120以下です。健康ってすごい!)

・血糖値が爆上げされても、翌日には正常値に戻っている。

・間食はインバープロテインやシュークリームで正常値内。

・カレーライスも半量(150グラム程度)なら正常値内。



要は「普通食を食べている範囲で正常値ですよ」という結果でした。

カレーライス一皿で200超

200超 = 既に糖尿病の値ですが産後間もないこともあり、主治医に報告したもののこの時点では糖尿病と診断されていません。

これが産後一か月です。

もう二度とカレーライス一皿、パスタ一皿が食べられないのかな・・・ショックでしたが、

「産後、血糖値はいつ正常に戻るか」

これが明確に規定されていない以上、

「もしかしたら3か月後や半年後に治っているかも知れない」

そのような希望は残っていました。

ちなみに産後一か月の尿検査は全て正常です。




2. 産後3ヵ月でブドウ糖負荷検査。一旦は正常値へ! 


ようやく産後三か月のブドウ糖負荷検査です。

なんと・・・まさかの正常値でした!


負荷前 78 mg/dl
30分後 166 mg/dl
90分後 157 mg/dl
120分後 120 mg/dl

HbA1c 5.9


決して低くはありません。

それでも、糖尿病でもなく予備軍ですらなく、インスリンもしっかり分泌されていて正常。


治った!!!



感動しました。

産後一か月程度は時々高血糖があったとしても、三か月ぐらい様子をみたら徐々に治るんだな、と。

感動のあまりタコパしました。





3. 産後6か月は油断から徐々に間食増加


念のため産後1年まではフォロー頂けるとのことで、産後半年時点でも採血しました。

HbA1c5.9 で横ばいですが一応正常です。

この頃から血圧とコレステロールが急上昇。

せっかく血糖が正常に戻ったというのに、その他で不調が出てきて中々喜べない日々でした。

アルドステロンの値が異常とのことで、原発性アルドステロン症の疑いも出てきて・・


▼ 血糖以外に、高血圧症状もあり、ホルモン検査を受けました。
当時は、下記サイトを参考にしました。




ただ血糖値自体は落ち着いているので、主治医から「次回の検査は産後一年時点で大丈夫ですよ」と言われました。

産後9か月の検査・診察をスキップできる・・・
ちょっと気が緩んだ瞬間。

今思えばこの「正常に戻りましたよ」の安定期が、一番たるんでいた時期でもあります。

夜泣きや授乳の大変な時を過ぎて、血糖も正常に戻り、油断から日に日に食べる量(主に間食)が増え始めます。

その状態で半年間を過ごしました。


4. 産後一年まさかの境界型糖尿病(予備軍)



半年ぶりの糖尿病内科です。
すっかり余裕でした。

「だって私、治ったから」

普通にブドウ糖負荷検査を受けて、診察室へ・・・

主治医「境界型糖尿病ですね。」

えええええええーーーーーーー


一気に恐怖のどん底です!



主治医「まだ予備軍ですからご安心下さい。
糖尿病予備軍は、世間にも沢山おられます。

現時点では服薬も不要ですから、食事療法をきちんと守ってくださいね。

あ、でも、

たった半年でこれだけ数値が悪化しているので、進行スピードには充分注意してください。」

進行スピード・・・

改めて検査結果を確認。


負荷前 78 → 87 mg/dl 
30分後 166 → 182 mg/dl
60分後 136 → 217 mg/dl
90分後 157 → 173 mg/dl
120分後 120 → 168 mg/dl ←ここが本来140以下

HbA1c 5.9 → 5.6(ここは改善)


産後3ヵ月と、産後1年(赤字部分)の比較です。

確かに・・・たった半年で驚愕の悪化です。
見事に撃沈でした。

糖尿病は早期発見が肝と言いますけれど、早期発見だと油断するので結局悪化する

(私だけでしょうか。。。)

せっかく正常値に戻ったのに、気の緩みからまたもや高血糖状態に逆戻りという

私のようなおバカな経験をする方が一人でも減るよう願いを込めて、敢えて愚行をブログにおこしてみました。




5. 境界型糖尿病と、今後の生き方


これはあくまでも「私の場合」で、どなたに当てはまるものでもないのですが

「結局、どうして境界型糖尿病になったのか」

私の場合は、心当たりがありすぎて・・・(泣)

10代、20代からの偏食、飽食。
もっと突き詰めれば、性格的な要因ですね。


・嫌なことがあると、その問題に直接向き合うことをせず、食べることでストレス発散していた。

・太るのが嫌で、ひたすら運動していた。
「食べる量を減らす」という本来の我慢ができなかった。

・妊娠して運動ができなくなっても自分自身を変えることなく、今まで通り食べ続けた。

・食べ過ぎについて、他人から忠告されても直さなかった。

・周りが食べると、自分も一緒に食べていた。
妊婦だから止めておくという自制心がなかった。

・ちょっと数値が改善されたら、速攻で元の食生活に戻してしまった。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、辛いこと・しんどいことに継続的に取り組む意志力が足りなかった。


他にも沢山ありますが、要は

「嫌なことから逃げ続けた結果」

妊娠糖尿病・境界型糖尿病に、成るべくして成ったのです。

勿論、遺伝や体質で糖尿病になる方も多いです。
糖尿病になる原因は人それぞれです。

ですからこれは「私の場合」という話ですが、今回のことは、妊娠糖尿病・境界型糖尿病を通して


「どうしてこうなったのか」

「これからはどうしていきたいのか」


そのように、自分自身の性格や生き方を振り返る良い機会だったようにも思います。

一時的に逃げるのは悪いことではありませんが、


・生涯を通して逃げ続けるとどうなるか

・辛いこと嫌なことを避け続けるとどうなるか


それを自覚した妊娠・産後期間でした。

改善はしんどいことですけれど、ちょっとずつ変えていけたら良いですね。

わたしは結構折れやすいので、仲間作りから入るタイプです(笑)

お勧めは「みんチャレ」

糖質制限・糖尿病・過食のチームによく出没します!

みんチャレ(三日坊主防止アプリ)


時々は食べ過ぎ懺悔してます・・・




一人だと続かない、折れやすい、苦行、悲観的になる、そんな辛い食事療法ですけれど

仲間と一緒だともう少しだけ頑張れる、励ましあって楽しく頑張れる。

「人の力」って偉大だなぁ。って、つくづく思います。


ご一緒できたら嬉しいですね。
健康と幸せのために☆ 頑張りましょう~



(追記) 2020.11時点

2歳差で3人目を無事に出産しました!

2回目の妊娠糖尿病にはなりますが、お陰様で赤ちゃんに影響はありませんでした。

インスリンもなく、血糖測定のみで乗りきっています。

2回目だからと言って、必ずしも悪化するとは限らないようですね。

2人目、3人目をお考えの皆様が、無事にご出産されますように。


妊娠糖尿病で血糖測定1日7回!無事出産できる?糖質制限や費用は?

確かに、予兆はあったんですよね。

「今日はなんだか、喉が渇くなぁ」

やたら水が飲みたい。

「妊娠糖尿病」と診断されたのは、その数週間後でした。

一気に目の前が真っ暗になったのを覚えています。




そして食事制限のイライラから、かなりの夫婦喧嘩をした時期でもあります。

再婚後「父親の違う子どもを産んで良いものか」と散々迷い、覚悟を決めて妊娠したというのに・・・、

現実は連日のマタニティブルー。

「こんなに夫婦喧嘩をして、本当にこれで良かったのか」と悩んだ時期でもありました。

あれから良くも悪くも産後一年。
その経過です。


1. ブドウ糖負荷試験。妊娠糖尿病と診断された日


妊娠7か月の時ですね。
妊婦検診で、ブドウ糖負荷試験を受けました。

こちらはスクリーニング(50gGCT)です。

正常値は「140mg/dl 以下」


<検査結果> 

負荷前 106 mg/dl
60分後 197 mg/dl ←ここが本来140以下


まさかの陽性。。。

前日に結構食べたんですよね。

「明日は検査で食べられないから、時間ギリギリまでしっかり食べておこう!」みたいな・・

ですので、心配はしていませんでした。

「前の日に食べ過ぎたからよ。」

普段の妊婦検診も、検尿には異常ありませんでした。

妊娠前も「血糖が高い」なんて言われたことはありません。

BMI20の普通体型。

それでもスクリーニングに引っかかった以上は、次の検査に進みます。

前回のスクリーニングから一週間後、今度はもう少し詳しい検査(75gGCT)を受けることになりました。


妊娠糖尿病の判断基準値

  1. 負荷前 ≧ 92mg/dL
  2. 60分後 ≧ 180mg/dL
  3. 120分後 ≧ 153mg/dL

<検査結果>

負荷前 72 mg/dl
30分後 143 mg/dl
60分後 173 mg/dl
90分後 147 mg/dl
120分後 163 mg/dl ←ここが本来153以下

HbA1c 5.3

今度は万全の準備をして臨んだのですが、120分後の数値で引っかかりました・・・

この再検査でようやく、事態の深刻さを自覚したのです。






2. 血糖測定器は自腹で購入


「血糖測定器を購入して、今晩から毎日7回測定して下さい」

1日7回。食前・食後をそれぞれ3回ずつと寝る前。

「今晩から」ですよ・・・ 待ったなしです。

血糖測定器なんて、どこに売っているのかさえ知りません。

「薬局で買えますから」とのことで、帰りに立ち寄ったのですが

「在庫がないので、取り寄せ(2週間後)になります」

2週間後。。。

担当医からは「血糖値を記録して、2週間後の診察で数値を見せて下さい」と言われています。

その結果、食事療法のみで可能なのか、或いはインスリン注射や管理入院が必要なのかを判断するとのこと。

取り寄せていたら間に合いません。

こちらは小さい薬局には置いていなくて、2件回って在庫なし。

夫が車で大きな薬局(ウエルシア薬局)まで買いに行き、3件目でようやく入手できました。

私はこちら ↓ を購入しました。使い勝手は非常に良いです。





高いです!!!

実際には、これに脱脂綿と測定チップ(別売り)も追加で購入。

しかも薬局は定価販売ですから

初回 1万5000円 でした・・・

(いえ、本当の地獄はここからです。)

血糖測定には、この4点が必要です。

① 本体
② 針
③ 測定チップ
④ 脱脂綿

本体だけなら、8千円~1万円ぐらいです。

いつまでも使えるものですから、きちんとしたメーカー機器を買った方が良いですね。

病院によっては無料レンタルもあるらしく、羨ましい・・・


【 追記 】

引き続き 2020年、第3子妊娠しました。

この時点で付属は健康保険適用(3割負担)、測定器は無料レンタルに変更となっています。

下記はあくまでも2018年時点の話になりますので、金額は自費で購入した場合のご参考程度に。

年々変更がありますから、かかりつけ医でご確認下さいね。






本当に高いのは、付属の消耗品です。
針と測定チップ。

1日7回で測定すると、1日分が1000円強ぐらいになります。

実際に8日分で9000円でした。

このままですと、最初の一か月は、本体プラス付属で約4万円。

その後も一か月3万円以上かかる計算になります。

妊娠7か月で診断されてしまったら・・・産まれるまで、何万円かかるんだ!!って話ですよね。

10万円は覚悟です。

ですから、まず「1日7回」の回数をなんとかしなければなりません。

① 悪化すればインスリン注射や管理入院となり、健康保険が適用される

② 改善されたら、血糖測定の回数を減らせる

これは・・・②しかありません!!!

もう必死で食事療法に取り組みました。

その甲斐あって、途中から血糖測定の指示も「1日3回」になり、「1日2回」になり・・・

早産だったので測定期間も大幅に短縮され、なんとか総額4万7000円に、納まりました。

奇跡のV字回復です!

ちなみに、こちらの税務署では血糖測定器本体・付属代は、医療費控除の対象になりました。

この費用を「医療費」に含むかどうかは所轄の税務署の判断になるようですので、お住いの税務署にお問い合わせ下さい。

(私の場合はこの費用を含めた結果10万円を超えたので、医療費控除を受けました)





3. 妊娠中の運動療法は危険!足上げ体操で膝負傷


食事療法だけでは中々改善されないので、運動療法も取り入れました。

食後30分程度、有酸素運動をすれば食後血糖値が上がりにくくなります。

実際に血糖測定しながら、運動した日・運動しなかった日を見比べると一目瞭然です。

食後に運動をすれば、食後2時間値は120以下でした。

「運動すれば食べても大丈夫」

これが一番危険な考えでした・・・。

普段通り食べて運動。その繰り返し。

エアロビや足上げ体操を毎日やり続けた結果、ある日突然、膝が抜けました!!!

40代の高齢妊婦です。

急激に体重が増えている中で、毎食後・1日3回30分間の有酸素運動・・・

膝関節への負担は想像以上に半端ないです!

結局、2週間近く安静状態。

運動どころか普段の歩行さえもできず、より一層の食事制限を強いられるのでした・・・・

妊娠中にエアロビは危険です。

どうしても運動療法の力を借りたい方は、

「立っているだけ」
「横ステップ」←おすすめ

この程度の、負担の少ない動きが無難と思われます。




4. 基準値を超えたらどうなる?緊急受診の目安


これは事前に、担当医に確認しておくことをお勧めします。

私の場合は、

食前100 mg/dl 以下
食後120 mg/dl 以下

この数値で血糖管理していましたが、数回、値を超えることもありました。

食後130 mg/dlが、2週間に1~2回、

一度だけ食後160 mg/dlもありましたが、緊急受診はしていません。

「血糖値が高い」と言っても、

・たった1回、何かを食べ過ぎて数値が高くなった

・何も心当たりがないのに高い値が続く

・現在の妊娠週数

このように色んな状況が勘案されますから、事前に担当医と話し合っておくことですね。

ちなみに、インスリン注射の導入や管理入院なども、数値だけでは一概には言えません。

食後血糖値が140mg/dlぐらいで入院した方もおられますし、160mg/dlでも通院のみといった方もいらっしゃいました。


5. 妊娠中の糖質制限は大丈夫?


糖質制限を推奨する病院もありますし、そうでない病院もあります。

私の通院先では「ご飯はきちんと150グラム食べて下さい」との指示でした。

「妊婦は胎児に必要な栄養をとって下さい。
その上で基準値を超えた部分にはインシュリン注射で対応します。」

この対応がどうなのかは、正直わかりません。

「妊婦でも、妊娠糖尿病ならご飯は半量にする方が良い」という意見も見かけます。

ちなみに私の場合ですが、むしろ「普段の半量が150グラムぐらい」といったところで・・・

糖質を制限するどころか「普通の量」にするだけでも精一杯でした。。。





6. 糖質オフ・低糖質・ロカボマークのお菓子


そのような状況ですから、お菓子を制限することも苦行です。

唯一食べられそうなのが、ソイジョイのマカダミア。

あとはチーズとゆで卵 ←これも後々、今度は血圧とコレステロールが爆上げされるので注意が必要です。

最終的にはトマト・・・。

辛かったです!!!

何度かやけ食いしてしまったことがありました。

そのたびに、お世話になったのが

「糖質オフ・低糖質・ロカボマーク商品」

特にローソンセレクトのロカボマーク、モンテールの低糖質シリーズはお勧めです。

寒天ゼリー、アイスボックスにもお世話になりました。

(くどいですが食べ過ぎ注意!)

また、その他の商品ですが「糖質80%オフ」と書かれていても、それほど糖質の低くない商品がありますからご注意くださいね。

「ヘルシー」「低カロリー」という文字も要注意。

実際に糖質が何グラム入っているのか、表示を見て購入していました。

▼ 当時はこちらのブログに大変お世話になりました。

糖質制限で楽しくそして美しく。(別窓で参照)




7. 無事に出産・家族に感謝!


こうして毎日の食事制限と戦っていたのですが、妊婦検診の度に「赤ちゃん、大きいですねー!」

かなりのストレスでした・・・

この妊婦検診のエコーですが、多少誤差もあるようです。

あまりにも大きかったため、診察で測り直しになったこともありました。

<35週時点>

検診エコー:3209g
診察室計測:2853g ← こちらに修正

結構な誤差です。

大きすぎてあまりにも心配な時は、主治医に相談してみましょう。

ちなみに早産で出産しましたが、36週で3280グラムでした。。。

誤差を修正したとは言え、確かに、平均よりは遥かに大きかったです。

出産直後、赤ちゃんに低血糖が起こらないかを診てもらいます。

うちは特に異変もなく順調でした。

「無事にお腹から出た」

もう何よりもホッとしましたね。

私は子宮頸がん検診にも引っかかっていて軽度異形成でしたが、そちらはそれほど心配ではありませんでした。

「異形成は、胎児には影響ない」と言われていたので・・・。

夫も理解・協力してくれていて、妊娠糖尿病発症前のこの時点では比較的平和な日々でした。

それが一転、妊娠糖尿病は、自分の血糖(=食べたもの)が直で胎児に影響している、流産・巨大児・低血糖のリスク・・・

ものすごいプレッシャーです。
そして食事制限のイライラ。常に空腹。

妊娠中にストレスは良くないと言いますが、先生からは

「胎児にとってストレスは良くないですが、高血糖の方が更に悪いです」

そうはっきり言われていました。

ストレスがたまっても食事療法は守ってください、と。

そういった色んな状況が出産と共に終わって、まずはひと段落でした。





もちろん、産後は万々歳!!!・・・ではありません。

産後は産後で、

・いつから血糖値は正常に戻るの?

・産後も血糖測定するの?

・このまま糖尿病に移行するの?

・そもそも病院食が少ない

(産まれてもしばらくは空腹の日々でした)

結局、産後も多少のストレスは残ります。

加えて授乳。
相変わらず異常な空腹感との戦いです。

授乳中は「食べても食べても太らない・好きなだけ食べて良し」なんて言いますが、妊娠糖尿病後の授乳は食べ放題ではありません。

それでも「とりあえず産まれた」そこは第一関門突破でした。

そうそう、妊娠糖尿病中は食事制限のイライラから夫婦仲も絶好調に悪かったのですが、産後は徐々に円満に戻りました。

妊娠糖尿病の中で、多少、夫婦関係が悪くなるケースはありますよね。

例えば、このようなこと。

「食事制限で苦しんでいる私の目の前で、夫は平然とスイーツ三昧」

「妊娠糖尿病を、お前の健康管理が悪かったからだと非難された」

もし今、夫婦仲が最悪だとしても、余裕があれば「産後一年ぐらい」様子を見てくださいね。

唐突に改善されることがあります。

勿論、私も前回の結婚では子ども0歳で別居→そのまま離婚していますから、産後クライシスは理解できます。

(うちは産前もクライシスでしたけど・・)

なので産後に夫婦仲が改善されて良くなることもありますし、

改善の余地なく更に悪化する場合もありますから一概には言えませんけれども、

「もし余裕があれば」夫婦は長い目で見ることをお勧めします。

うちも一時の険悪な時期を超えて、以前より更に絆が強くなりました。

試練は予想外の贈り物かも知れません。


妊娠糖尿病は「妊娠中」より

「産後」の方が 危 険 です!!!



産後の注意点(失敗談?)をまとめていますので、こちらを反面教師に。。。
あなたが、より良い出産を & 産後はあたたかい気持ちで、安心して過ごせますように。