別居中・離婚・再婚活中・ステップファミリー

どのような形の家庭にも
幸せと、心のあたたかさを見出せますように。

再婚の予兆・前兆。幸せな再婚が近いサイン。私、将来は再婚できる?


「私、本当に再婚できるのかなぁ」



そう考えたことはありませんか?





私はかつて、再婚活を断念しました。

再婚はしたかったのですが、とにかく日々忙しく、メールのやり取りさえも続かない。

子どもの預け先もありませんから、

「もしお会いするとなっても子どもはどうしたら良いんだろう。連れていくことも置いていくこともできないし・・・」


あたたかい家庭を築きたい。

そのために、もう一度がんばりたい。


実際は、そんな簡単にはいきません。

シングルマザー、保育園児と2人暮らし。

仕事。子育て。通院。役員雑用。アクシデント。

日々、しなければいけないことが雪だるま式に増えて、再婚活は中断。


「日本は、一度失敗した人間に冷たい」


そんなことまで考えていたのです。

え?あなたのシンママ生活が不幸なのは、日本社会のせいですか??? って感じですよね。。。

でも当時は本当に、大真面目にそう考えていたのです。


日本はシングルマザーに冷たい。

子どもの福祉が不充分だ。

子育てしながら働ける社会には程遠い。


そして育休が終わる頃には

「まだ1歳なのに復帰しろとはどういうことよ。せめて3歳ぐらいまでは安心して休めるようにするべきでしょ」


3歳で時短が終わるころには

「フルタイムで保育所のお迎えに間に合う訳ないでしょ。あなた達もやってみなさいよ」


小学校入学に際しては

「自転車の2人乗りが禁止で、この距離どうやって帰るのよ。学童は路線バスの沿線につくらなきゃ無理でしょ」


まあ、書ききれませんけど文句が多かったです。

そして


「こんな弱者に冷たい社会で、再婚活なんて出来る訳ない」

「再婚活する時間もない。自然に出会うしかない。でも、どうやって」

「あー。こんなんで本当に再婚できるのかなぁ


そんな感じの脳内でした。

傍から見たらただのクレーマーですけど、それはそれで必要な経験、必要な自分、今となっては大切な時期だったと思います。

そういえば子育ても同じですね。

「イヤイヤ期」「反抗期」

(周りは大変ですけど)

文句が多いとか拗らせるとか、成長には大切な時期でもあります。


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再婚の予兆・前兆


そんなどうしようもない私でしたが、一つだけ「たぶん大丈夫」と思えることがありました。

「再婚のサイン」を見つけていたんですね。




巷でもよく聞く話ですが


「自分の周りに幸せな再婚者がいる」


ご近所の再婚夫婦。

ママ友の再婚。

知人から頂いた本に登場する再婚者の体験談。

お気に入りの再婚ブログ。


もともと私の周りには、やたら離婚・再婚話が多かったですが、それが日に日に増えていくのです。

そして「知り合いも再婚なの。今度紹介するわ。」と、「再婚の輪」が広がっていきました。


「周りにそんな人はいない」としても、

例えばTwitterのフォローでも匿名のライングループでも、ブログのお気に入り登録、ご自身の検索履歴だって良いんです。

「シングルマザー・幸せ・再婚」とかね。その文字。ありませんか?

それが「幸せな再婚の予兆・前兆」


「再婚に縁がない」

「再婚のご縁がある」


見分けは難しいですが、ご縁は「その男性と出会う」前から始まっているケースが多いです。

そのことに自分自身で気付いている人もいますし、気付いていない人もいますが、

はたから見て「ああ、この人、再婚しそうだな」と予兆・前兆を感じることもあります。





周りに幸せな再婚者が出現する



なぜそれが再婚のサインになるのか?

一つは、「ステップファミリーは自己開示しない人が多い」からです。

よく知りもしない他人に対して、いちいち「私、再婚なんです」とは言わない。

子どもがいますから、

「〇〇さんの家は再婚なんだって。〇〇君のお父さんは、本当のお父さんじゃないのね」

話に尾ひれがついて、こんな噂を流す人がいないとも限らない。

ステップファミリーであることを話すとき、再婚者は「信頼している人」「匿名(ネットなど)」「同じ状況の人」など、無意識に状況を厳選しています。


特にネガティブな反応を返す人には言いません。

「再婚して、自分が今は幸せ」

そのことに対して妬まれたり、僻まれたり、偏見や被害者意識で返されるとこちらもたまったもんじゃありませんから、そういう人には言いませんよね。


つまり、「幸せな再婚者」は実はどこにでもいます。

再婚者本人が、それを言うか言わないか。


「幸せな再婚ができそうな人」には言います。

「幸せな再婚に反発を持っている人」にはわざわざ言いません。


ですから、「幸せな再婚に反発をもっている=今は再婚の時期ではなさそう」な人は、周りにまるで再婚者がいないように見えるのです。

(実はその場にいますけれどね。)


反発心が消えて「幸せな再婚に興味が出てくる=再婚の可能性が高くなる」と、周りの再婚者も「実は私も再婚なの」と気軽に自己開示するようになります。

そのため、自分の周りに幸せな再婚者がドンドン増えてきたように感じるのです。


自分が幸せな再婚者を探し始める



このように周りから増えてくるケースもありますし、その他にも「幸せな再婚者」を自分から探しに行く機会が増えます。


例えば検索にしても、

自分がネガティブに傾いているときは、自然と「再婚・失敗・後悔」なんて言葉が増えますし、

自分が再婚に前向きであると「再婚・幸せ・その後」の事例を検索し始めます。


これはネガティブだろうがポジティブだろうが、再婚はどちらも有り得る話ですが、要は「再婚」に関心を持ち始めた状態ですね。

自分の心が再婚に向かっていると、成功事例も失敗事例も、どちらも知っておきたくなる。

ですからネガティブワードも多少は増えます。

そしてそのネガティブを打ち消すために(自分の再婚願望を確立するために)、


ネガティブワードの検索が増えれば、

それ以上にポジティブワードの検索も増えます。


活動的な人なら、「実際に幸せな再婚夫婦に会って話を聞いてみたい」と感じる場合もあるでしょう。

消極的な方でも、書店で再婚の本を立ち読みするとか、何らかのアクションが増えます。

「養子縁組」や「連れ子」「再婚手続き」など、具体的なプロセスを調べ始めるケースもありますね。


そして周りは敏感です。

本人は「再婚する気はないけど、一応調べとこう」なんて思っている場合もありますが、

周りから見ると「いやいやあなた、思いっきり再婚する気満々だし。」

そして良い男性がいたら「あー、あの子。再婚して良い奥さんになりそうだし、彼を紹介してみようかな」とかね。

ご縁に一役買ってくれることもあるでしょう。
 



再婚するための心の準備が整う


結局、「再婚の予兆・前兆」とは


自分自身が再婚に肯定的

 = 周りに再婚者が増える


実際「幸せな再婚者」はどこでもいますけど

「今まで見えなかったもの」「見えてくる」

今まで見たくなかったものを、きちんと見て判断できるようになり、再婚に向けて自分自身の心の状態が整ったことの合図です。


「幸せな夫婦を見ると、自分が惨めになる」

「友達夫婦のノロケ話がウザい」


要は、これが「見たくないもの」ですよね。

見なくて済むように、フォロー解除したり、疎遠になったりと、情報をブロックします。


そして自分の心の準備が整うと、今度は自ら「幸せな再婚夫婦」を探し始める。

本能的に、幸せな話を聞きたくなるんです。
未来の自分自身の参考にするために。


例えば、普段は「司会の話」なんて聞いていませんよね。

ですが「君、来週の司会をお願いするよ」なんて言われたら、もう必死に「司会の話」を聞き始めます。

来週、自分がどんな風に司会をすればいいか。

普段は全く聞いていないのに、「練習したいからもう一回聞かせてください、教えてください」って、自分からお願いすることだってあります。


「自分が幸せな再婚をする」


自分の順番が回ってくると、他人のノロケ話さえも熱心に聞き始めます。

少々自分本位な話ですが、人にはそれが本能的に備わっています。それが合図。


他人の幸せを喜べる自分になる



逆転発想ですが、

「再婚の予兆・前兆
 = 他人の幸せな話を聞きたくなる」

そうだとしたら、

「他人の幸せな再婚話を熱心に聞くと、再婚できるのか?」




これは正直、そうとは限らないですよね。

「人の幸せな話を聞くのが大好き!」という人でも「自分の再婚活は悪戦苦闘、まだ成婚できていません」というケースはたくさんあります。

また、既婚者でも「〇〇さんの旦那さんは良いなー、それに比べてうちのは・・・」

このように、既に結婚している人でも「他人の幸せを喜べる」とは限りません。


ですから「〇〇したら、必ず(楽して)再婚できる」というようなものはありませんけれど、

そうではなくて「自分自身が、どう生きたいか」

再婚できるとか、できないとか、そういうことは関係なく


「人の幸せを喜べる人生を送りたい」

「人の幸せが妬ましい」


自分自身がどちらを選ぶかということ。


そして「私は人の幸せなんて一切興味ありませーん!」なら、それで全く問題ないんです。

他人に迷惑かけない限り、別にどんな考えで生きようと、どうこう言われる筋合いはない。

「人の幸せには興味ないけど、私は私で夢がある。日本一おいしいパン屋さんを開業するわよ!」

なんてね。正直で良いじゃないですか。

それはそれで応援したいです。

こういう人生だってある。


ただ「私は人の幸せ話を聞くのが辛いです」


こちらのタイプの方は、そこまで思い切れない。

他人の幸せ話なんて、どうでもいいわー!って、あっけらかんと割り切れない。


どういうことかと言うと、

本心では「人の幸せ話を喜べる自分になりたい」

そういう、「善い人でありたい自分」がいるんです。心の奥底に。

側面に、「そうなれない自分じゃだめだ」という拗らせた自分もいる。

どれも大切な自分なんですね。


ですから「本当の自分はどうなりたいか」

本当の自分を、丁寧に拾ってみてください。

そして


「人の幸せを喜べる自分になりたい」

「だれど今の自分は辛すぎて、それどころじゃない。妬みと僻みしか出てこないわ」


それなら、「今は」それで良いじゃないですか。

人生100年、のんびりやれば良いんです。

なりたい自分に「今すぐ」は無理かも知れない。


「5年後10年後、そうなってたらいいな」


自罰的な傾向のある人には、これぐらいの気楽な取り組みをお勧めします。


一方、先のばし癖のある人、やるやる詐欺な傾向の強い人には、


「一週間に一つだけ、誰かの幸せを祈る」


そんなやり方でも良いですね。


自分がどうなりたいか。

自分には、どんな方法が向いているのか。

楽しみながらできる範囲で気軽に取り組んでみて下さい。


「再婚できるか、できないか」よりもむしろ、

「自分自身が、どのような生き方を選ぶか」


現状のステータスよりも、生き方そのものが大切になると、毎日が心地よく過ごせるようになるでしょう。


▼ 関連記事:

【 再婚活7 】なりたい自分になる

「なりたい自分になった」からこそ、その自分に合った本物のパートナーと、うまく歯車がかみ合ってくる。



再婚の予兆・前兆。

100% 当てはまる訳ではありませんが、「自分の周りに幸せな再婚話が増える」ことは、そのサインの一つです。

「他人の幸せ = 自分が惨めな気持ちになる」と決めつけずに、フラットな自分で過ごせたら良いですね。


また、過度な「予兆探し」は逆効果。

再婚できるかどうか不安にとらわれそうな時は、「なりたい自分さがし」にシフトしてみて下さい。

良いご縁がありますように。


▼ 関連記事:

再婚活 6.相性の良いパートナーを探す

▼ 関連記事:

早目に出会って再婚したい。早期再婚には、ご縁を増やす生き方を。

再婚したいけど出会いがない?早期再婚には、ご縁を増やす生き方を。


「再婚したいけど出会いがない」


「再婚したいけど良い人がいない」



分かります。いませんよね . . .




はっきり言って、私自身も別に「良い人」ではありません。

ですが再婚はしています。

「良い人」じゃなくても再婚はできます。

100人に好かれようが、何人に好かれようが、一度に結婚できるお相手は「たった1人」

ですから別に「100人に好かれる人気者」にならなくても、「相性の良い、たった1人」に出会えたらそれでOK。

婚活パーティーでモテまくる必要もありません。

「自分はこういう人です」ということを発信して、誰かがそれを受信してくれたら成立。

要は「相性」ですから、お相手や自分自身が、万人の認める「良い人」じゃなくても幸せになれます。

「良い人に出会いたい」・・漠然と思っているだけでは見つけにくいもの。

「自分と相性の良い人を探そう」という視点に切り替えると見つけやすくなりますから、まずは「どのような人と出会いたいか」を具体的に考えてみて下さいね。



「誰もが認める良い人」じゃなくてもOK。

 「あなたと相性の良い人」を探しましょう。


「周りがどう思うか」ではなく

 「あなたがどう思うか」を大切に。


関連記事: 再婚活 6.相性の良いパートナーを探す(別窓で参照)


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再婚活に正解はありません。

「私は今、子育ても充実しているし仕事のやりがいもある。そのうち自然と良い人が現れたら、その時に考えるわ」

全く問題ありませんよね。


「再婚したくなったら再婚するし、ご縁がなければ独身を楽しもう。」

それもOK。


「待っているだけなんて、そんな甘い考えで再婚できる訳ないだろう」という人もいるかも知れませんが、実際その考えで再婚している人だっています。


ちなみにうちの夫は初婚ですが、全く婚活せず私と出会っています。

卒業後は自営業で、男性のみの業界。

友達の紹介も合コンも苦手。

数年単位で、夫は出会いゼロの生活でした。

その状態で私と出会っていますから、1人と出会い、その1人と入籍。

成婚率100%です。


そのような人生もありますから、「婚活はこうでなければならない」というようなきまりはありません。

「待っているだけでは結婚できない」とも言い切れません。


ただ、もしあなたが「できれば早目に再婚したい」と望むなら、やはり行動した方が確立は上がります。


早期再婚は、ご縁を増やすこと。

もちろん闇雲に出会うのではなく、「自分と相性の良さそうな人たち」との出会いを広げることです。

再婚活に焦りはリスクですが、スケジュールに無理のない範囲で早目に行動することは、成婚の可能性を高めます。


「できたら二人目が欲しい」

「今なら両親が健在で、時間にゆとりがある」

「子どもが小さいうちに再婚したい」


理由は人それぞれですが、今回はそのような「できれば早目に再婚したい」方に向けてのご提案です。




ご縁を増やす生き方とは?


  1.  出会いを増やす
  2. 「相性の良い人」を特定する
  3.  繋がりを大切にする

ほとんどの方が「やっぱり、これか」と思われるでしょうけれど、この3つが王道です。

一番問題なのは「実践力」「行動力」ですよね。

おそらく出会いの数だけなら、圧倒的に結婚相談所でしょう。

大半の方が、結婚相談所の存在は知っています。

だからと言って、

「じゃあ、明日にでも登録にいきましょう」

行けますか???

「どうすれば出会いの数を増やせるか」

そんな答えは、誰でも知っている訳です。

要は「行動に移せるかどうか」

更に、行動に移すためには


■ 動機付けやモチベーション

■ 精神的・金銭的・時間的なゆとり

■ 周りの理解・協力


・・・等が必要です。

初婚との大きな違いはここです。

再婚活組、シングルマザーは「子育ての責任を抱えながら」これを進めていかなければなりません。


「婚活・結婚相談所にお金をかけて良いのか」


初婚なら多くの方が、「お金がもったいない」とか「半信半疑」「費用対効果」といったところで躊躇するでしょう。

これがシングルマザーになると、「そんなこと(自分の幸せ)にお金をかけていいのか。子どものために少しでも多く貯金してあげるべきじゃないのか」

自分自身の幸せを、自ら「そんなこと呼ばわり」してしまいます。

初婚よりも更に大きなためらい。


また、初婚ならご両親も「早く結婚しろ」と
(当人的には苦痛ですけどね)

これが再婚活なら「再婚なんて馬鹿なことを考えている暇があったら、もっとちゃんと子どもの世話をしろ」とかですね。

再婚活を応援してくれるご両親もおられるでしょうが、やはり「一度離婚しているけど、今度は大丈夫なの?」と、自然にハードルも上がります。

加えて、初婚なら周囲も概ね協力的でしょう。

再婚活なら

「子どもは反対するんじゃないか」

「周りはどう思うか」

現に世間には、

「再婚なんて子どもがかわいそう」

「子どもが成人するまで再婚すべきではない」

そのような考えの方も沢山おられます。

もっと言えば、


■ シングルマザーで時間がない

■ 子どもの預け先もない

■ 再婚して幸せになれる自信もない

■ 仕事と育児の疲れで、立ち上がる気力もない


このような沢山の困難が待ち受けていますから、「再婚活は出会いを増やすことです」と言って

「ああ、分かりました。では明日結婚相談所に行きましょう」とは、なかなか、そうはならない。

余程の動機付けが必要なのです。

「幸せになります」という。

「離婚して、子どもにも周囲にも、沢山迷惑をかけた。その自分が再婚して幸せになるなんて厚かましいことを、望んで良いはずがない」

本当にそうでしょうか?

再婚する・しないは別問題ですから置いといて。

ただ、「沢山迷惑をかけてしまった」

だからこそ、あなたは幸せになって、お子さんを大切に育て、周囲に埋め合わせをしなきゃいけないんじゃないですか?

再婚する・しないは関係ないです。

でも、あなたは幸せになること。

そして周りに埋め合わせと恩返しをすること。

それが責任だと思いますよ。


また、「一度・二度・三度ぐらい失敗しているから自信がない」としても、同じ落とし穴に何十回も落ちる人の方が珍しい。

人は失敗から学ぶことが多々あります。

「自信がない」ではなく、学びましょう。

失敗しない人生も素晴らしいですが、失敗から学んで、周りに謝りながら・お礼をしながら少しずつ歩む人生もまた素晴らしい。

「人生は失敗してもやり直せるんだ、誰でも幸せになれるんだ!」って、親のあなたが自ら、その姿を見せていく。

そのような子育てもありますね。


ですから再婚活以前に、そもそも

「幸せになる(当然、なっていい)」

「幸せになる=周りに申し訳ない」という考えをきっぱり捨てて、

「自分は幸せになって周りに恩返しをするんだ」と決心して下さい。

出会いを増やす行動をとるのは、その後の話です。

自分自身が幸せになって良いんだか悪いんだかハッキリしないうちに進みだすと、回り道です。

その回り道も素晴らしいものですよ。

寄り道ほど学べる人生も他にありません。

ですが今回は「できれば早く再婚したい人向け」ですから、

「早目に」ということであれば何をさておき、先ず自分自身が幸せになる決心をして下さい。



まずは幸せになる決心をする。

離婚とは、不幸に耐えることではありません。
幸せになって周りに恩返しすることです。

幸せに満ちると、行動力が自然と生まれます。





1. 出会いを増やす


そしてようやく本題ですが、「出会いを増やす」なら結婚相談所です。

「自分の幸せにお金を使って良いのか」

使って良いです(決心したんですよね?)

ただ、「使って良い」「使っちゃ悪い」という話なら勿論「使って下さい」ですけれど、

「そもそも、お金がありません」

当たり前ですが、借金してまでやりなさい、とは言えません。

お金がなければダメということでもなくて、そんな方にお勧めしたいのは「地域のつながり」です。

これは地域格差が激しいと思いますので安易には言えませんが、一度ご自身で調べてみて下さい。

自治体で街コンを開催していたり、シングルマザーの集まり、再婚活支援を行っている市町村もありますね。

そして婚活には直接関係なくても、「子どもの木工教室」や「河川清掃ボランティア」など、無料~数百円で参加できるイベント。

「自治会役員」「商店街の夏祭り実行委員」「子ども食堂お手伝い」でも構いません。

とにかく、ドンドン人の輪に飛び込んでいくこと。

「楽しそう」「人の役に立ちそう」

そればっかりでもありません。

まず、時間や労力を激しく消費します。

平日は仕事に子育て、そして貴重な休日を「出会い」に充てる訳ですから、とにかく体力勝負になります。

がんばって出向いて「成果なし」なんてことはザラ。

また、行ってみたら

「幸せそうな家族連ればっかりだった」

そんなことで落ち込んでいる暇はありません。

「あー、なんか惨めだった」じゃなくて、「その場で子どものフォロー」です。

「うちは母子で二人きり」だとしても、そんなことも気付かないぐらい、子どもが「来てよかった!楽しかった!また行きたい!」って思えるように。

とにかく子どものために楽しく過ごす。

ですから自分のことでいちいち落ち込んでいる暇はありません。

はっきり言いますがしんどいですよ
(だって無料ですから・・)

ただ、これを繰り返すうちに、人はかなり逞しく成長します。

自分の再婚活のために始めたこととは言え、結局あなたが頑張って取り組んでいることは「子育て」なのです。

子どものため。

楽しい思い出づくりと、沢山の経験、体験、人とのかかわり。

辛い時に、どうやって乗り越えていくのか。

辛い時に「泣いてもいい」は、甘えです。

自分一人で来ているならもちろんOKですけれど、私たちは、親です。

だから「泣いてもいい」ですけれど、それは寝かしつけが終わってからですね。

子どもの前では、グッと腹に力を入れて、思いっきり笑う。

このしんどいことをやり続ける。

必ず、あなたの人間力になります。

そこで「良い出会いがあるかどうか」はお約束できませんけれど、人間性は豊かになりますし、人と人とのつながりの中で傷つくことも得られるものも両方ある。

再婚できる確約はありませんが、人生全体としては、その経験は絶対に無駄にはなりません。




ちなみに私の周りでは「自治体イベントで成婚」のケースはありました。

また、シングルマザーの集まりで(直接の出会いではありませんけど)「そこで知り合った人に男性を紹介してもらった」ケースがあります。

その方は残念ながら紹介を受けただけで、お付き合いには至りませんでした。

森林ボランティアでの出会い・成婚もありましたね。

「好みの男性とは全く出会えなかったけど、シンママ友達ができた」という方もいました。

その方は結婚相談所での婚活に切り替えて成婚。

その後、そのシンママ友達さんに、ご主人の友人男性をご紹介されていました。

どう転ぶか、人生は分からないものです。

「傷ついただけで終わった、再婚なんて私には無謀だった」という女性もいらっしゃいました。

その方は現在、あるライフワークを見つけられて、「シングルの自分」でご活躍されています。

婚活がうまくいかなかった経験を踏まえて、その中で、再婚よりも大切と思える自分のミッションに出会った、と。

本当に色んな人生があります。どれも美しいなと、いつも感銘を受けます。

ご本人の許可を頂いた全てのケースをご紹介したいぐらいですが、長くなりますので、また追々。

このように「成婚した」「別の道を選んだ」

再婚活の結果は様々ですが、皆さん、尊い道を歩まれています。

チャレンジする価値は存分にあると言えるでしょう。

費用があれば、勇気を出して結婚相談所へ。
プロの手助けを、感謝で素直に受取ります。

費用が難しければ、時間と労力を投資。
成長した自分自身で、ご縁を掴み取りましょう。




2. 「相性の良い人」を特定する


それこそ100人の出会いがあっても、成婚に至らない方はいらっしゃいます。

これが続くと、当然、人は自信を失います。

100人から「あなたは駄目だ」と言われたような錯覚を起こすんですよね。

もちろん、ただの「錯覚」です。

単に「探し方・探す順番・探す場所が悪い」だけ。

アイスクリーム屋さんを何百軒まわっても、カレーライスは出てきません。

仮に、あなたが婚活アプリで成婚できていないとしたら、


・婚活アプリの攻略(プロフやメールの書き方)

・婚パなど「直接対面式」の方が向いている

・ワンランク上の結婚相談所に変えてみる

・再婚する勇気・動機付けが不充分

・まだ離婚の傷が癒えていない

・緊張に弱く素の自分で勝負できていない

・友人や知人の紹介に頼ることも検討する

・他、諸々


考えられる原因は人の数だけありますから、自分のやり方のどのあたりを変えたら良いのかを、その都度リサーチしてみて下さい。

あくまでも「探し方」「探す順番」「探す場所」を変えるのです。

そして「自分自身を変えてみたいなぁ」と思えば、それもOK。

「明るい色の服を着てみたくなった」

「考え方が変わった」

「性格を変えたい」

そのような変化もありますね。

一つだけご注意頂きたいのは、こちらは混同されやすいのですが、

「自分が変わる」ことと「演技する」ことは、全く意味が違います。

ワクワクしながら「久々にワンピースでも着てみようかな!」というのと、

渋々「本当はこういう服は着たくないのだけれど、合コンだから仕方ないのかなぁ」って着るのは、もう根本が違います。

「本当は嫌だけど婚活のために」

これをやり始めると、「本当に相性の良い人」とのご縁は益々遠ざかります。

自分自身を見失えば、当然、これから出会うはずのパートナーさえも見つけられないことでしょう。

「自分が変わる」

「婚活のための一時的な演技」

迷ったら、

「自分がワクワクしているかどうか」

「結婚後も、それを楽しんで続けたいかどうか」

(十数年後、結果的に飽きるのは構いません。あくまでも現時点で今後も楽しく続けたいと思えるかどうかです。)

その都度、自問自答してみて下さい。

結局、早期再婚は


①「出会いの数を増やす」

②「その中から、相性の良い人を見つける」


この二つの繰り返しです。

そしてこのたった二つのことを、単純に続けていけないのは何故か。


「自分自身が幸せになることを許していない」

「ありのままの自分に自信・勇気がもてない」


これだけです。

皆さん、色んなことを仰います。

お金がないとか、時間がない、体力がない。

それらは全て「自分自身の幸せを許していない」という意味です。

「子どものために我慢する良い母親」という免罪符もありますね。

ですからそこをきちんと切り替えて、幸せになる決心をする。

自分の幸せのためにお金を使う、時間を使う、仕事や家事を少し減らす。

その分は後々、恩返しをすること。

幸せになれば、必ず恩返しの機会は巡ってきます。

そして決心したら行動。

出会いに飛び込むのも勇気です。

沢山の出会いの中で、


「ありのままの自分に自信をもち続ける」


成婚しないからといって、簡単に卑下しない。


「シングルマザーだから高望みできないわ」

「これぐらい我慢しなきゃ」

「全て相手に合わせる」

「言わなきゃいけないことが言えない」

「この辺りで妥協」


これをやりだすと、本当に良縁を見失います。

勿論、自分のワガママを100% 通すのは自分本位。

褒められたことではありません。

同じように、相手の希望の100% を聞き入れる必要もありません。

(そこまでしなければ再婚できない・・と思い込むのが、そもそもの「錯覚」です)

自分の大切なもの、お相手の大切なもの、どちらも共有しあえて互いに成長できる、そのような「相性の良いパートナー」はいます。


「あなたは幸せになっていい」

「ありのままのあなたに勇気と価値がある」


信じることから始めてみて下さいね。




3. 繋がりを大切にする


本来、早期再婚は


「1.出会いを増やす」

「2.相性の良い人を特定する」


これだけで充分ですが、そこに敢えて「3. 繋がりを大切にする」を付け加えます。

「繋がり」とは、人と人とのご縁。

異性・恋愛に限定しません。

再婚活は、

「沢山の出会いを増やし、その中から相性の良い人を特定する」

「相性の良い人」を見つけるということは、当然、「それ以外の人」が自然発生する訳です。


これが「繋がり」


お会いして「あー、なんだかタイプじゃないなぁ」とか、婚活会場に行って「私はこういうのは苦手だわ」

そこに無理に合わせる必要はありません

(無理に合わせると良縁が遠ざかります)

だからと言って、即・消去しない。

「なんか、ちょっと違うなぁ」と思ったら、素直に伝えて良いです。

「ごめんなさい、私とあなたでは結婚観が少し違うかも知れません」でお断りしても構わないのですが、

「結婚したい相手ではない」としても、「人間としてはどうなの?」ってことです。

「単なるお友達ならOK」だって、充分あり得ますよね。

或いは「その婚活会場が苦手」だとしても、「そこで出会った女性」と友達になることは可能。

「なんかパッとしないパーティーでしたよね~」で良いんです。

成果のない女同士、2人でお茶して帰ることだってできる。

出会ったご縁をバッサリ切り捨てることなく、ゆるめに繋がっておくのです。


「結婚相談所のアドバイザー」

「パーティの司会者」

「昔、男性を紹介してくれた友人」

「自分と共通の趣味がある男性」

「婚活仲間」

「オフ会の主催者」

「連絡先だけ交換した」


一つ一つの出会いには価値があります。

価値のない人間なんて一人もいない。

勿論、「思わせぶり」や「キープ」は駄目ですよ。

あくまでも「今は恋愛感情には発展していないけど」「人間同士のお付き合い」というステータス。

繋がりを増やせば可能性が広がるのは当然ですが、再婚活組にはもう一つの意味があります。


「価値観の変化」


特にシングルマザーはこの過渡期にいます。

今まで幸せになろうと頑張ってきました。でも離婚した訳です。

「信じていた旦那に裏切られた」という方もいらっしゃいます。

「長年の地獄の結婚生活から解放されて、少し呼吸が楽になった」というケースもあるでしょう。

事情は人それぞれですが、住む場所から考え方・行動パターンまで目まぐるしい変化の中にいる。

更に子育ても加わり、日々大きく成長しているのがシングルマザー

自分が変わると、当然、選ぶものも変わります。

実際、「前夫と真逆のタイプと再婚して、今は幸せ」というケースも多々ありますね。


「前夫と同じタイプ」

「前夫と真逆のタイプ」


どちらがうまくいくかなんてことは分かりません。

ですが「真逆のタイプを選んでうまくいっている」という方が一定数いらっしゃる訳ですから、再婚活において「異性の好みが変化する可能性」もゼロとは言えません。

「今は恋愛・再婚に発展しない」としても、1~2年後は分かりません。


「傷が癒えて、男性を見る目に変化が生まれた」

「子育てを通じて、本当の家族愛に目覚めた」

「沢山の出会いで、自分の生き方が見えてきた」


離婚・シンママ生活・再婚活の中で自分自身が大きな変化を遂げた訳ですから、「あの時には興味が持てなかったこと」に挑戦し始める人もいます。

「再婚(家庭)」に求めるものも変わってきます。

「なんとなく続いていたご縁」が急激に成長し始めることもあります。


ですから「興味がない=即・消去」ではなくて、多少緩めの繋がりでも、そこから学べることを大切にする。

そしてお相手もあなたから大切なものを学び、成長します。

ご縁を育てること、自分自身の人間力を育てること、自分とは違う他者の価値観を受け入れること。

これがどのような形で再婚活に活かされるかはあなた次第になりますが、


①「好き」をはっきりさせた上で

②「無関心・苦手」なものも切り捨てない


この二点、両立させてみて下さい。

どのような状況からも、あなたは何かを見出せる筈です。

ご縁はどんどん広がって、本当に必要なものへと繋がっていくことでしょう。



早期再婚のために・・・

① 出会いの数を増やす 

幸せになる決心こそが、出会いを探す行動力に繋がります。

② 相性の良い人を見つける 

自信と勇気を持ち、妥協することなく探し続けることでご縁が生まれます。

③ 繋がりを大切に 

人間的成長・価値観の変化はつきもの。小さなご縁も大きく育ち、広がることがあります。



あなたの沢山の夢が花開きますように。

幸運を祈ります!


▼ 関連記事:離婚した自分が、「再婚して幸せになりたい」は厚かましい?
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▼ 関連記事:「離婚で子どもや周りを傷つけた自分」が幸せになること
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再婚とマリッジブルー。彼で大丈夫?自信がないなら再婚しちゃだめ?


「お相手の男性と幸せになれる確信が持てるまで、絶対に再婚すべきではない」


このような言葉を見かけたんです。


「幸せになれる確信がもてるまで、絶対に」




実際どうでしょう。

私自身も再婚ですし、周りにも幸せな再婚夫婦はいますが、そんな人は見たことがないですね。


もちろん、そう思って自信満々に再婚できたら良いかも知れませんが「絶対に幸せになれますから。」と言って再婚した人なんて一人もいません。


むしろ、恐る恐るながらも「努力します」

そんな感じでした。


もちろん、周囲には「頑張って幸せになります!」って言いますよね。

余計な心配をかけないために。


だからと言って、本心から「これで100%安泰」とまでは思っていませんし、不安は不安。


何かあれば、その都度、時間をかけて話し合う。

嬉しいことも悲しいことも、日々の出来事を共有しながら、信頼関係を築いていく。


大丈夫かなー?大丈夫かなー??って思いながら、マリッジブルーの期間を少しずつ丁寧に進む、その道のり。

今となれば、それもまた良い思い出です。






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当たり前ですが、再婚にもマリッジブルーはあります。

一度離婚を経験している分、初婚より重症なマリッジブルーを抱える方もおられます。


そして子どもの気持ち、元配偶者との関係、家族や周りの人たち。

再婚は、自分一人の問題ではないですよね。

子どもたち・大切な人たちを巻き込むからこそ、再婚前は深刻な不安症状に苛まれます。


初婚なら、不安も気軽に相談できます。


「本当にこの人で大丈夫かなー。

私、ちゃんとお料理できるかなー。」


初婚はこのレベルもOKなんです。


そして返答する方も、


「大丈夫・大丈夫!お料理なんて最初はできなくてもいいのよ。

1年もすれば勝手に覚えるんだから!」


至って平和。


ですが、これが再婚となると


「本当にこの人と再婚して大丈夫かなー。

私、再婚後ちゃんとお料理できるかなー。」


そんなこと言おうものなら袋叩きにあいますよね。。。


結婚に一度失敗しているとなると、


「子どものことは考えているのか」

「仕事はどうするんだ」

「また騙されてんじゃないのか」


当然ながら、こういうことを言う親御さんもいらっしゃいますよね。


「ちょっとでも不安があるなら、やめとけ」


不安の無い人間なんて、いません。


それでも、「ちょっとでも不安があるなら、やめとけ」=ほんの少しでも不安を漏らすと、周囲から大反対される訳です。

これが、再婚。


周りも決して悪意で言うのではありません。

今度こそ幸せになってもらいたいという気持ちの表れです。

そうだとしても、言われた方は益々萎縮してしまいますし、


「周りに心配かけちゃいけない」

「反対されたくない」


こういうことで、ほんの僅かな不安さえも言わなくなる。


「再婚だから言えない」


違うんです。

本当は再婚だからこそ、言った方が良いんです。


自分一人で抱え込むのではなく、その都度、信頼できる人の客観的な意見を取り入れながら進めた方が良い。


ですから、

「周囲に相談するか・しないか」ではなく、

誰に相談したら客観的な意見が貰えるか」


そちらを検討した方が、安心につながりますね。


絶対に誰かに相談しなきゃいけない訳ではありませんが、もし


「誰かにきいてもらいたい、

でも言えば反対されそうだから言えない


そういう気持ちがあるならむしろ、信頼して本音で話せる(かつ、再婚に理解ある)良き相談相手を探しましょう。


余談になりますが、離婚経験者で「本当は結婚前にも嫌な予感がしていたのよね」と話される方は多いです。

悪い直観は当たるという事例。


その一方で、「不安だらけで結婚したけど、うまくいっています」というご夫婦も多い。


そもそも「嫌な予感」「取り越し苦労」の区別なんて難しいんです。

どこまでが「問題の否認」で、どこからが「単なるマリッジブルー」なのか。


そしてその再婚が「うまくいく」か「うまくいかないか」なんてことも、誰にもジャッジできない。


ですから「相談する」というのは、「うまくいく保証をしてもらう」ことではありません。

単に「最善を尽くす」

それだけのこと。


最善を尽くしてうまくいくのが一番望ましいことです。


ですがもし、万が一のことがあったとしても、


結婚前に本当の気持ちで最善を尽くして

「残念ながら、うまくいかなかった」


結婚前に自分の本心が言えないまま

「やっぱり、うまくいかなかった」


結果的にうまくいかなかったとしても、心の持ち様が全く違います。

どちらを選ぶか。

結果論ではなく、自分自身の生き方の選択。

「私は、どのように生きたいか」です。





誓うということ



「夫婦円満を誓います」

正直、そんなこと誰にも分かりませんよね。

そもそも離婚を経験した私たちです。

幸せになろう!と結婚したにも関わらず、離婚に至った訳です。


私は前回の結婚に後悔はありませんが、だからと言って、最初から離婚すると分かっていたら結婚していなかったと思います。

ですから「未来は誰にも分からない」は経験済み。


その上で「再婚して夫婦円満を誓います。」


これね。ちょっとハードル高いんですよ。


「君、前回の結婚でもそれ言ってたじゃん(笑)」みたいなね。


誰も言いませんけど、なんだか自分の心の中でツッコミがくるんです。


なので私は、


「幸せな家庭を築くために、努力します」




未来がどうなるかなんてことは分かりませんけど、努力は誰にでもできる。


そしてこれから再婚する人には、こんなことを言ったら怒られそうですけど誠実に努力して、その結果どうなろうと「ご縁」です。


前回は幸せになります!と結婚して、結果「離婚して幸せになる道を選んだ」訳でしょう。

ですから結果は結果。


結婚していたらマルで、離婚したらバツとかね、そのような単純な結果にとらわれるのではなくて、プロセスを大切にできたら良いですね。


ご自身の子育ても同じでしょう?


我が子が、一生懸命ひたむきに練習して3位。

ダラダラふてくされながら練習して1位。


そりゃ優勝すれば嬉しいですよね。

でもそれ以上にプロセス、


「どんな風に取り組んできたか」


3位だろうが最下位だろうが、「でも頑張ったよね!」って、子どもの日頃の一生懸命を大切にするのが親心。

それと同じです。


日々を一生懸命に生きた自分自身ですから、結果がどうあれ「経過」を大切にして欲しい。


うまくいけば幸いなこと。


そして結果うまくいかなかった、でも「誠実に生きた」ことには変わりないのです。


そのように


「結果に執着せず、経過を大切に生きる」


結果への過剰なプレッシャー


「今度こそうまくやらねば」

「次はもう失敗できない」


そういう焦りから解放されて、日々の現実的で小さな努力で良しとすると、マリッジブルーも乗り越えやすくなるでしょう。


大切な子どもを巻き込むというのに


「結果は結果」

「どうなろうとご縁」


「さすがにそれは無責任すぎるだろう」と感じられる方も多いと思われます。


自分一人なら失敗したってなんてことないんです。

大半は子どもがいるからこそ、悩み、苦しむ。

そして深刻なマリッジブルーに陥る人ほど、責任感に押しつぶされる。

自分で自分を苦しめるんですね。


そのような方は、「償い」「埋め合わせ」のプロセスに取り組んでみて下さい。


不安はあなたを救ってはくれません。

過去の罪悪感だけでは、周りも幸せにはなりません。

自分自身が押しつぶされるほどの過剰な責任感で悩み続けるのは、単なる逃げです。


本当に「申し訳ない」なら、埋め合わせること。

本当に「幸せにしたい」なら、行動すること。


過去の出来事は消せませんが、今日、あなたは誰かのために何かができる筈です。


▼「償い」「埋め合わせ」のプロセス


また、パートナーに対する不安からのマリッジブルーには、こちらもご参考まで。


「本当にこの人で大丈夫?」

「相談できる人がいない」


▼「相性」を知るプロセス


あなたと、あなたの彼が、あたたかい信頼関係で結ばれますように。

再婚活 10.愛を育てる


二種類の愛があります。





①「感情の愛」


②「行動の愛」



「感情の愛」は、自然とわき上がる愛です。


一目で恋に落ちた

優しくされてドキッとした

笑顔や、仕事に打ち込む姿をみて心が動いた


色んなシチュエーションがありますが、いずれも意図せず自然と始まるもの。恋愛感情ですね。


好き嫌いの感情は、異性に対してだけではありません。

PTAや育児サークルなどで


「なんとなく気が合いそうな人」

「なんとなく苦手なタイプ」


このように人は、自然とわき上がる感情の中で好きなタイプ・苦手なタイプを選別しています。


それに対して、もう一方の「行動の愛」は、自分で意識して、意図して、努力するもの。

お相手を、自分の意志で「愛する」と決めて働きかけるのが「行動の愛」です。


「感情の愛」誰でも備わっている



前回こちらで、(再婚活9 愛される・愛する 参照)

「自分が愛されて満たされたら、愛はそのうち自然と溢れますから、後は何もしなくても周りに伝っていきます。」


そのように記述しましたが、これは「感情の愛」ですね。


「感情の愛」は本来、誰にでも備わっていますが、それを発揮できるかどうかは自分自身の状況に大きく左右されます。


心身良好であれば


「愛されて嬉しい」

「自分も愛したい」


そのような感情もわき上がります。


しかしながら

極度の体調不良・多忙・不安・恐れ・疑い・悲しみ・痛み

その苦しみの中では、「感情の愛」は中々、芽生えません。


周りの男性からどんなに優しくされても


「シングルマザーだからと甘く見られているんじゃないか」


「また裏切られて苦しい想いをするんじゃないか」


このように、疑心暗鬼の暗闇の中では、人の優しさも愛情も素直に受け取れないものです。


もちろん、苦しみの中で誰かに助けて頂いて、それが愛につながることはありますね。

それは苦しみが感謝に変わったから、愛に繋がったのです。

段階的に、感謝がある。


ですから正確には、苦しみから愛が生まれた訳ではありません。

愛を生み出すのは感謝です。


そして本当に直接、苦しみから愛が始まったのであれば、それは「依存」である可能性が大いにあります。


「さみしい女性」「さみしい男性」が出会って、お互いの傷を理解しあえたようでいて、

長く付き合う内に実はただの依存関係だった、お互いを傷つけあう関係に発展することはめずらしくありません。



ですから「感情の愛」は、良いコンディションからは良い愛情が芽生えますし、

良くないコンディションでは発芽しない、または依存(見せかけの愛情)に繋がります。

そのため再婚活は、ひたすら自分自身のコンディションを整えることから始まるのです。


自分の健康

自分の息抜き・気分転換

信頼できる仲間作り

自分自身を大切にする

生活の安定

安心できる環境を整える


どこまでいっても「自分」です。


「自分自身に責任を持つ」という意味でもあります。


再婚活の初期は「愛されたい自分」を抜けて、


「(自立)自分で自分を愛せる、自分を満たせる自分になる」


「(幸せ)周りにも自然と良いオーラを放つ自分になる」


それが定着して自分自身が安定してくれば、今度は次の段階「行動の愛」の始まりです。



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「行動の愛」は、大切に育てていくもの



「感情の愛」は自分のコンディションに大きく左右されますが、「行動の愛」は自分のコンディションに左右されません。


自分で「愛そう」と決めて働きかけるのが「行動の愛」


ですから、仮に自分の体調が悪かろうが、悲しい出来事に巻き込まれようが、

どんな状況でも「愛する」と決めて、お相手を大切にする。


これはシングルマザーであれば、子育て経験を通じて感覚的に理解できると思います。


例えばあなたが病気・激痛の状態で婚活パーティーに行きました。

元気な時なら、「良さそうな人だわ」とか「苦手なタイプかも」なんて判別もできるでしょうけど、

さすがにその状態では「痛みで、誰が誰だかさえも分からないわ。出直してこよう」となるのも致し方ありません。

これが「感情の愛」です。

コンディションに左右され、心身不調であれば発揮されないもの。


それに対して「行動の愛」は、例え激痛の中でも自分の子どものお世話はしますよね。

私も当時は子どもと二人暮らしで、体調不良や辛い時はありましたが、不思議と子どもの衣食住だけはそれなりに出来ていました。

ですから「行動の愛」は、

嬉しい・悲しい・元気・しんどい・痛い

どのような状況でも一貫して自分が愛そうと決めたら、最後まで変わらず愛し続ける。

この「行動の愛」丁寧に育てていくものです。

妊娠中や産後の育児、子どもを育てている傍らで、実は自分自身の中にある愛情を育てているのですね。


子育て以外にも、


植物やペットのお世話をする

後輩の育成

モノ作り

職場や家庭環境を整える


愛情や手間暇かけて何かを生み出し作り上げることも含まれますが、この積み重ねが成長して「母性」「行動の愛」になります。


夫婦やパートナーシップも同じ。

出会った時は


「なんとなく好き」

「なんとなく惹かれる」


自然と感情が動いてお付き合いが始まりますが、何年も経つとその恋愛感情は穏やかに落ち着いていきます。


代わりに「行動の愛」お互いが育てていくことになります。


人間ですから、


「なんだか夫にイライラする」

「なんとなく今の言葉が気に障る」


当然ありますよね。


ですが


「腹が立ったから夕飯は作らないわ」

「腹は立つんだけど、夕飯は何かおいしいものを作ろう」


このどちらを選ぶかは、ご自身の選択です。


感情に振り回されないように努め、思いやりの言動をとることを選んだ時点で、あなたの中の「行動の愛」が少しずつ育ちます。

パートナーが成り立つのは「お互いが」行動の愛を選んだ結果です。


そのため、あなたが


「腹は立つんだけど、夕飯は何かおいしいものを作ってあげよう」


このように、自分なりに思いやりを実践しても、

お相手は連絡もせず朝帰りだとか、せっかく作った夕飯にも手をつけない、

あなたが「行動の愛」を選んでも、お相手がそれを踏みにじるなら当然パートナーとしては成り立ちません。

どちらか一方の努力では、正当なパートナーシップとは言えません。


この場合、再構築を目指して自分は自分のスタンスで努力を続けるか、

(その結果、何かのきっかけでお相手が改心することもありますし、残念ながら何も変わらないことも有り得ます)


或いは離婚も選択の一つですし、仮面夫婦、家庭内別居など色んな出口があると思います。


ただ一つ言えることは、どのような結果に至ったとしても、

あの時、思いやりの言動を選ぶことで育てられた「母性・行動の愛」は今も確実にあなたの中にあるということ。

決して無駄にはならないのですね。


あなたが、前回の結婚生活の中で重ねた、努力・思いやり・苦労・痛み・子育て・親切・愛情・挫折

数えきれないほどの経験を、あなたの前夫は踏みにじったかも知れません。

あなたの努力の試行錯誤は、前夫には届かなかったかも知れません。


ですが当時に育てた忍耐力や行動力は、確実にあなたの豊かな人間性の糧になっています。


その「苦労も挫折も乗り越えて成長したあなた」だからこそ惹かれる、愛しい、大切にしたい、

別の場所にちゃんとそういう人がいる訳です。




愛の形をシフトする



「感情の愛」「行動の愛」


どちらが良いかと言いますと、これは両方必要ですね。


「行動の愛」は意志の選択ですから、感情に振り回さずに思いやりを選択していく。

これだけを聴くと「行動の愛」の方が人間的に素晴らしい・人格者であるような誤解を与えてしまいますが、

行動と同じように「感情」もまた神様から与えられた素晴らしいもので、どちらも必要です。


善悪も考えず、感情の赴くままに過ごしますと


「好きになったから不倫しました」

「気が付いたら妊娠していました」


もう収拾がつかないですよね。


逆に、一切の感情を押し込んで「行動」のみを極度に制限しすぎますと


「生理的に受け付けないレベルだけれど、離婚はするべきではない」

「浮気されても借金されても、夫婦なら耐えるべき」


このような人生は幸せとは程遠いものです。


ですから、自分に善悪の基準をはっきりともって、感情と行動をバランスよく、心地よく過ごす。


特に再婚活の初期は感情をクリアに

(→ 自分自身のコンディションを整える)


お相手が見つかれば、再婚活の中盤~再婚後は少しずつ行動にも重きを置く

(→ 感情に振り回されず、普段から愛と思いやりの言動を心がける)


感情から行動へ少しずつシフトして、あたたかなパートナーシップが育めたら良いですね。



愛する力を育てるプロセス



「結婚生活に大切なものはなんですか」とお尋ねすると、

初婚の方は圧倒的に「忍耐」「感謝」の返答が多いですね。


ですが同じことを離婚・再婚経験者に訊くと「信頼」「尊敬」の返答が最多です。


実際に挫折を経験したからこその言葉の重みを感じませんか。


「隠れてギャンブルをしていた」

「嘘をつかれた」

「本当に困っている時に助けてくれなかった」

「見て見ぬふりをされた」

「無関心」


結婚生活は「忍耐」と「感謝」で続いていきます。

そして「信頼」と「尊敬」が失われた時に終わるのです。


ですから、「愛情を育てましょう」とご提案しますと、


初婚の方は


「少々は我慢する」

「水に流す」

「ありがとうを言う」


このようなことに取り組もうとされるのですけど、


夫婦関係が良好な再婚者は、そこに更に


「嘘をつかない」

「真っ直ぐに生きる」


・・・などを付け加える方もおられますね。


愛情の形は人それぞれですから、


「家を綺麗に整える」

「頑張って働く」

「料理」

「明るい挨拶」


どのようなことでも、自分が良いと思うもの、お相手からのリクエスト、世間の声など色々取り入れて実際に行動してみて下さい。


特に、前回の結婚生活での


「嫌だったことリスト」

「して欲しかったリスト」


この2点を作成するのはお勧めです。


「自分がされて嫌だったこと」

「自分がして欲しかったこと」


それを箇条書きにリストアップして、自分自身が実践します。

単純な方法ですが、自分自身の愛情力を高めるのに効果があります。


< 例 >



・前夫は、機嫌が悪いと物に当たったり、私に暴言を吐く。

→ 私は、自分の機嫌の悪い時に周囲に八つ当たりしないようにする。

いつも家族や子どもに対して丁寧な言葉を遣うように心がける。


・前夫はいつも疲れた顔で帰宅して、家族と一切会話しなかった。

→ 私は、毎日機嫌よく帰宅しよう。

仕事で疲れていても、自宅では明るく笑って過ごす。


・前夫は、私の誕生日を忘れていた。お祝いぐらいして欲しかった。

→ 私は、家族や子どもの誕生日はあたたかい気持ちでお祝いしよう。




このように、「私が前夫から受けた嫌なこと」を書き出して、それを「私が周囲の人々に与えていける良いこと」に書き換えていきます。

一つ一つ丁寧に実践してみて下さい。


実践できなければ、それは前夫への許しになります。


「前夫がしてくれなくて嫌だったけど、自分でしてみたら私にもできなかったわ」


それはそれで良いじゃないですか。
他人に高望みしない、無茶な要求をしない自分に変えられます。


「前夫がしてくれなくて嫌だった、私は努力して自分で出来るように頑張る」


これが前夫を更に責める要因になってしまうと本末転倒なのですが、この連載を実践され続けている方ならもう大丈夫だと思います。

他人を責める時期は過ぎましたよね。

(まだの方は連載1から順次ご参照下さい)


「あなたはどうせできない、私にはできるでしょ」になってしまうと愛情力は育っていかないのですが、

正しい方向に進むと、


自分のことは自分で出来て、人にも気前よく振舞える自分


自分が出来る時は人にもしてあげられるし、逆に自分が出来ない時には素直に周囲に手助けをお願いできる、

そのように愛はもっと自由になりますし、


「私の方が沢山してあげてるのに」

「あなたは何もしてくれない」


こういう不満、損得勘定から解放されて、無条件でより深く人を愛せるようになります。

再婚活 9.愛される、愛する


「再婚したい」





再婚活の初期段階で、大半の方は「自分が愛されたい」と感じていらっしゃるでしょう。


あたたかい家族が欲しい。

優しいパートナーが欲しい。

子どもの父親が欲しい。

家庭を大切にしてくれる人との安定した暮らし。

ゆとりのある老後、安心感。


ちなみに私自身が初めて「再婚したい」と意識したのは、「仕事を辞めたい時」でした。


子どもは頻繁に熱を出す。

保育所から職場への呼び出し電話のたびに、仕事を他の人にお願いして早退。

職場にも居辛い。


これはワーママなら誰もが経験のあることです。

決してシングルマザーだけが特別な訳ではありません。


でも私は内心、共働き家庭に対して


「だって、あなた達はいざとなったら退職できるでしょ」


「うちは一馬力。私しかいないの。あなた達とは違うの」


「二人分の稼ぎがあるんだから、お金で何でも解決できるでしょ」


そんなことを感じていたように思います。


「シンママ」「ワーママ」別物。

一緒にしないでちょうだい、という変なプライド、攻撃。


そして当時は「母子家庭状態」という言葉への嫌悪感ですね。


「うちは主人が単身赴任で母子家庭状態です」


こういう言葉を聞くと、もう心の中で激怒でした。


何故わざわざそこに「母子家庭状態」と付け加える必要がある?


「主人が単身赴任、育児は私一人で大変です」


これで充分、意味は伝わるじゃないですか。


そこにいちいち「母子家庭状態」などと、シングルマザーを引き合いに出す意味が分からない。


・・・と、まあ一人でブツブツ、猛烈に怒っていた訳です。



でも意外と「言った本人」全く悪気は無かったりしますよね。


ご主人が単身赴任の後輩がいましたが、


「私も一人で子育てしているんです!ほぼ母子家庭です!」


もう目をキラキラして私に色んな話を振ります。


私としては


「お宅の単身赴任と、うちの母子家庭を一緒にしないでくれますか(怒!)」


・・・ですけれど、彼女としては


「あなたはようやく出会えたワンオペ仲間(嬉!)」


悪意も差別もない。

状況としては、私が一方通行でひがんでいるだけなのです。


私には元々そのような劣等感があり、


他人の些細な言葉に傷つく

卑屈になる


それが日常茶飯事でした。


そのような時に


「あー、再婚したいなぁ」


「大金持ちと再婚して気楽な専業主婦になって、毎日ストレスフリーで子どもと楽しく暮らしたい」


これが初期の私の再婚観。


ここまで極端で分かりやすい例は私だけかも知れません。

ですが、よくよく聞いてみると、このような気持ちで「再婚したい」人は結構いますよね。


体力がない

お金も時間もない

辛い

さみしい

愛されていない

シングルマザーやめたい


ですから「再婚したい」という言葉を、


「シングルマザーをやめたい」


「今の辛い状況から逃げたい」


それと同じ意味で使っている。


「逃げたい」

「結婚で失敗して離婚して、更に今度は再婚に逃げようとして」


世間は「そんな甘い考えで再婚して幸せになれるわけないだろう」と思うかも知れません。


ただ私は正直、再婚活の始まりはそれでも良いと思っています。

あくまでも「初めのうちは」という期間限定ですけれど。


辛い

逃げたい

なんとか脱出したい

でも出来ない

逃げられない


その状況で戦っている自分自身がいます。


だからまずは


「ああ、辛いんだなぁ」

「本当は逃げ出したいんだなぁ」


その自分を自覚して優しく労わってあげるところから。


「貰うことより与えることを」

「愛されることより愛することを」


時々そのような言葉を耳にします。

もちろん、その通りなのですけれど、

でも誰しもいきなり愛を与えられる人になれる訳ではなくて、

やはり最初は「愛をもらう」「愛される」

まずは優しくされる、労わってもらうことが大切なのです。


お料理だって、


「自分で作って味見したら、おいしい!」


それから人に振舞うじゃないですか。

味も分からないものを作って、いきなり他人に


「どうぞお召し上がりください」


・・・なんてことにはならない。


美味しい手料理こそ「まずは自分が味見」です。


そして自分が空腹なら「私も食べたい!」ってなりますけど、

たくさん食べて満腹になれば、むしろ


「私はもう充分。良かったらあなたもどうぞ」


どんどん人に勧めますよね。


ですから「最初は自分」


自分が体験して、味わって、素晴らしいな、って感動して満たされて、

そして初めて他人に自信をもって「良かったらあなたもいかがですか?」って言える。


中には自己犠牲、滅私の愛もあります。

自らも空腹でいて、その上で人に捧げるもの。

震災とか非常事態ですよね。


私もそのように人からして頂いたことがありますから滅私の世界は理解できますけれども、今は再婚、日常の話です。


非常事態の愛情ではなくて、再婚は長く続く日常の中の愛ですから、やはり無理はなさらない方が良いです。


自然に任せること。


自分が愛されて満たされたら、愛はそのうち自然と溢れます。


そして後は何もしなくても周りに伝っていきます。


バケツに水が注がれ続けると、そのうち溢れます。

自然と溢れたものが周りに広がって、あたり一面を潤していくのです。


ですから先ずは気持ちを楽に。

ただそこにいて安心できるとか、くつろげる、信頼できる。

そのような感覚を大切にして頂きたいですね。


「辛い、しんどい、シングルマザーやめたい、再婚したい」


その自分をいちいち、甘いとか無責任とか、無駄に叩いたりしないで、


「しんどいよね。人間なんだから逃げたい時ぐらいあるよ」


そう労わってあげてください。


周囲の愛を遠慮なく受けて、自分自身からもしっかり愛を受け取る。






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愛されている感覚が支柱になる


このように最初は


「辛い」

「愛されたい」

「逃げたい」

「再婚したい」


色んな感情が混ざったところからのスタートですけれど、

この連載の1から全てを実践された方は、ご自身が既に「愛されている」ことをご存知だと思うのです。


そして

「最初は愛されたい自分だったけれど、今は自分が誰かを愛することを心がけたい」

これまで連載1~8の実践の結果、再婚活の準備が整ったのがこの連載9の段階です。


実はここからが本番、覚悟の連続なのですよね。

今までは仮免でいっぱい失敗して、勉強してもド忘れ、悔しい想いで再試験。

そしてようやく晴れて免許取得に至った訳ですけれど、


「免許を取ったから何でもできる!」


・・そうわけではなくて、公道に出ますから、今度は事故や道に迷う危険性が当然あります。


いくらベストコンディションで臨んでも、実際に再婚活が始まると気持ちは大いに揺らぎます。


「誰からも申し込まれない」

「お会いしたらイメージとかなり違った」

「何度も何度も空振り」

「断られた」

「先が見えない」


結構な打撃です。


「私は離婚の傷を乗り越えました。今は幸せに暮らしています。」

友達もいるし、家族もいます。みんな私の心強い味方です。」


そういう良いコンディションから再婚活を始めて、すぐ良縁に恵まれたら万々歳ですけれど、


「10人、20人とやり取りして全滅」


そうなるとですね、人間ですからやはり


「私には、もう再婚は無理なんじゃないか」


「素敵な人はさっさと結婚して、もう余っていないんじゃないか」


そういう錯覚が芽生えます。




実際には「素敵なあなた」がこうして婚活している訳ですから、当然「素敵な男性」だって存在します。

でも「巡り合えない」=「いない」という錯覚が始まるのですね。


そして脳が勘違いを起こすと、またここで「素敵な男性が目に入らなくなる現象」が始まります。

再婚活 4.前向きで肯定的な再婚観を持つ 別窓で参照)


そしてお相手の問題、環境の問題(良い男性はいない)と思っている時期を過ぎると、

今度は自分の問題の再燃、


「私には運がない」

「私はどうせ・・・」



そのように、状態は更に逆戻りして悪化します。



そう、このプロセスは「もう1から全部やりました」と一周すれば卒業ではなくて、

壁にぶち当たって挫折すれば、その度に何度も「自分の弱点」に引き戻されますから、そこでもう一度腰を据えてトライする。

ひたすらトライ&エラーの繰り返しです。


実際に婚活地獄の経験がある方は


「出口のない迷路で、同じところをグルグル回っているようだ」


そのように仰いますね。


これは判別が難しいですが、確かに「同じところをグルグル」タイプの方もおられます。


その一方で、らせん階段タイプといいましょうか、


「同じ景色を何度も見ているようでいて、実際はらせん階段みたいに、少しずつ昇っている」


こちらのタイプの方は、「自覚しずらいけれども状況は少しずつ変わっている」と言えます。


例えば子どもが小学生の頃は


「宿題をしなさい」

「歯磨きをしなさい」


もう毎日この繰り返しですよね。


「いつになったら言わなくても出来るようになるんだろう」


それから乳児期でも授乳の真っただ中では、


「とにかく寝たい。いつになったら連続睡眠できるんだろう」


トイトレでは


「いつになったらオムツを卒業できるんだろう」


キリがないですが、子育ての真っ最中で「いつになったら・・・」という感情は、よくあることです。


ですが実際、子どもが成人すれば、オムツ・授乳・宿題・歯磨き等はきちんと卒業しています。

長い目で見れば必ず状況は変わる。

これが「らせん階段タイプ」


再婚活に関しては、正直「誰でも必ず再婚できます」というものではありません。

また「何歳までに」というしばりがありません。

それこそ50歳でも60歳でも再婚する人はいます。

自分が諦めない限り「再婚できなかった」とも言えません。


つまり、子育てのように「成人したら出来るようになっているだろう」という見通しがありませんよね。


ですから少なくとも自分が「同じところをグルグルタイプ」なのか、

それとも「らせん階段タイプ」なのかは、先にはっきりさせておいた方が良いでしょう。


決定的には「支柱があるかどうか」


真ん中に柱があり、引き上げられる力に任せていれば、それはらせん階段です。


支柱がなければ引き上げられることはありませんから、同じところをグルグル回ることになります。


これは自分一人では判別できません。


階段を歩いている本人には「なんとなく以前にも通ったような景色」しか見えませんが、

遠くから客観的にみれば、そこに支柱が立っているかどうか、ちょっとずつ上がっているかどうかが分かります。


先般に信頼できる相談相手を探して頂いていると思いますので、

再婚活 6.相性の良いパートナーを探す 別窓で参照)


今回のチェックも、できればその方と一緒に取り組まれた方が望ましいでしょう。


婚活エージェントにお願いする時は、このようなこと


① 同じ場所をグルグル回っているだけで何も進展がない

② 少しずつでも自己改革が進んでいて婚活に希望が持てる



あなたが今①と②のどちらのタイプであるか、現状をきちんとフィードバックしてくれるタイプの方にお願いすると良いでしょう。




再婚活でのチェック項目



再婚活を進める中でつまづいたり、ネガティブ思考に陥った時にはご自身のコンディションを再確認してみて下さい。

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「再婚活そのものが嫌になってきた」

「再婚活は辛いけど、頑張るしかない」

→ 再婚活 2.離婚で傷ついている自分を認める (参照


「どうして自分だけが幸せになれないの?」

「再婚なんかで本当に幸せになれるのかな」

→ 再婚活 3.健康的な自分らしさを取り戻す (参照


「周りに良い人がいない」

「妥協して再婚しても幸せになれない」

→ 再婚活 4.前向きで肯定的な再婚観を持つ (参照


「何が自分の幸せか分からない」

「今のままの自分ではいけないのだろうか」

→ 再婚活 5.幸せに生きる決心をする (参照


「自分に合う人がわからない」

「良いと思った人にはいつも騙される」

→ 再婚活 6.相性の良いパートナーを探す (参照


「苦手な人から言い寄られる」

「気に入った人からは相手にされない」

→ 再婚活 7.なりたい自分になる (参照


「こんな私が再婚活なんかしても良い?」

「再婚なんて子どもや親からどう思われるか」

→ 再婚活 8.離婚の犠牲者への償い (参照


思い当たる箇所があれば、それがご自身の思考の癖(弱点)です。

その都度、該当のプロセスに戻り、コンディションを整えてからまた進む。

その繰り返しで荒波に振り回されない自分に変えられていきますし、支柱(自分は充分に愛されているという感覚)が、しっかりと育っていきます。

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この支柱は生き方の基礎です。


「愛されている」


多くは、赤ちゃんの頃に母親・父親・育ての親など、

産まれてすぐの自分は何もできませんから、誰かにお世話をしてもらって生かされる、育てられる


これが「愛されている感覚」の支柱の基礎になります。


この基礎がしっかりしていれば特に問題なく前進していけるのですけれど、


中には幼少期から虐待された(元々、愛されている感覚が乏しい)


或いは今回の離婚でその支柱が折れてしまった等、


複合的な原因にはなりますが、この支柱(愛されている感覚)は壊れたり曲がったりすることがあります。


ですから時々メンテナンスが必要で、傷ついたら直してあげる、折れたら修復する、日頃から大切に使う。

離婚の傷を乗り越えて、ようやく立ち直った今、また再婚活という荒波に乗り出していくわけですから


できるだけダメージを受けないよう、かわす

周囲の愛を積極的に受け取る

自分を優しく労わり大切にする


そのようにご自身を大切に生きて「愛されている感覚を維持する」ことを心がけてみて下さい。

ご自身が充分に愛され、満たされているからこそ自然と「誰かを愛せる自分」に変えられていきます。