独身。なにが悪いの?
今回は独身女性向けの記事ではありますが、
シングルママ・再婚活中・既婚・再婚ママ
「他人の言葉に傷つく」 全ての方へのメッセージです。
よろしければ、お付き合いくださいね。
「独身は気楽で良いね~」
20代の頃。
会社の先輩がニコニコ笑って、そんなことを言うんですね。
今では
「ハラスメント」かも知れませんが、私の世代では、よくあるフレーズでした。
そして今はもう懐かしい言葉ですが、当時は
「クリスマスケーキ」といって
24日(24歳)最高値
25日(25歳)半値
26日(26歳)タダ同然
27日(27歳)廃棄
現代では恐ろしいぐらいの差別が、普通に横行していたのです。
その頃のドラマ「やまとなでしこ」では、松嶋奈々子さん演じる桜子ちゃんが
「女の最高値は27歳よ」
これがね、もう衝撃でした。
一昔前、27歳は「いきおくれ」と言われる時代。
それがようやく刷新された一言だったんですね。
今ならこの言葉でさえもハラスメントですけど、少なくとも当時の私は
「適齢期が引き上げになった」
希望の光だったんです。
そして強気の桜子ちゃんは、宣言の27歳以降も結婚できず、一時は全てを失ってしまいます。
仕事も、恋も、結婚も。
毎週がドラマに釘付けでした。
そして私自身は・・・、というと、27歳で婚約破棄。
ショックで仕事を辞めてしまうという、まさに「やまとなでしこ」状態。
一人暮らしで無職・・・
助けてくれたのは「雇用保険」ですから、全く笑えない人生です。
でもね、私の心には桜子ちゃんがいましたから。
なんだかんだ、がんばれたのですけどね。
▼「やまとなでしこ」おすすめですよー
前置きが長くなってしまいました。
くり返しになりますが、現在
「適齢期」は差別発言ですよね。
ですから昔のような
「笑いながらの独身差別」は、かなり減っているのではないでしょうか。
サラリーマンのおじさま集団が、職場の懇親会の席で堂々と
「早く結婚して一人前になれ」
「そろそろ結婚しないと売れ残っちゃうぞ」
「あいつ独身だから無理だよ」
同窓会では主婦集団から
「そろそろ結婚しなよー」
「どうせ仕事ばっかりしてるんでしょ?」
「良いよね~ 一人は気楽で!」
このような発言。
昔は普通でした。挨拶みたいなもの。
今ならそのような発言は、逆に化石と言われちゃいますね?
ですが、よくよく心に訊いてみてください。
「ハラスメント認定」
「こういう発言は、禁句になりました」
心は晴れましたか?
おそらく差別発言に動じない方は、今回のような記事をそもそも読まないと思うのです。
「そろそろ結婚しなよー」
「えー、じゃあ良い人、紹介してくださいよ!」
そして、ちゃっかり合コンのセッティングまで他人に丸投げしちゃうタイプ。
更にマッチングしなければ
「えー、私の何が悪いんですかねー。
たまには相談のって下さいよ!」
既婚上司のなけなしの小遣いでご馳走になって、延々と小一時間ぐらい愚痴っちゃう。
そしていつも「2年前の失恋話」
「もう300回ぐらい聞いたよソレ!
だから結婚できねーんだよ!」
そこまで言われても全然へこたれません。
不思議と、このタイプは飲み代には困りませんね。
そして結婚しようが、結婚しまいが、泣きつつ笑いつつ我が道を歩く。
差別を差別と認識しないタイプです。
(人柄は全て一長一短です。
このタイプはおおらかで差別されても怒りません。
ただし自分が失言して他人を怒らせても、自らの差別発言に気付きません。)
一方、
「そろそろ結婚しなよー」と言われて
「あー、まぁ、そうですね・・・(余計なお世話よ!)」
このタイプ。
真面目で地道な努力家
常識的で良い人
おだやかで気遣いができる
そのような方が多いです。
こちらも一長一短で、他人にストレスを与えにくく、自分自身はストレスを受けやすい。
言い返さない。
でも心の中では傷ついている。
本当は腹が立っている。
「こんなことぐらいで怒らない」
「こんなことで傷つかなくてもいいのよ」
そのような否認。
このタイプの方は、ご自身の心に正直に訊いて下さい。
ハラスメント認定の普及した現代社会です。
心は晴れましたか。
本当に生きやすい社会になりましたか。
「このような発言は止めましょう」
たくさんの「禁句」が社会的に認められました。
ですが
「差別発言」は無くなっていませんよね。
SNS・掲示板・匿名のネットコミュニティ
職場の休憩時間
学生時代のサークル仲間
家族・友人・知人
あくまでも
「公共の電波」「業務時間」等の、
目に見える差別が無くなっただけ。
目に見えないところには、沢山ある訳です。
もちろん社会全体で意識改革が進めば万々歳ですが、それって何十年後の話ですか。
差別発言どころか、犯罪・いじめ・虐待・そのレベルでさえも、まだまだ蔓延しています。
ですから
「誰もが住みやすい社会」を目指す一方で、
「どんな社会でも心地よく暮らせる自分」
差別の多い今の世の中で、自分自身が毎日を楽しく過ごすために、どうしたら良いかを考える。
自分で出来る取り組み。
今回はそのようなご提案です。
既婚者マウンティング対処法
① 実力を上げる【お勧め度:低】
私が実際に言われたのが、
「独身は気楽でいいね~」でした。
だからと言って、全ての独身者が同じことを言われていた訳ではありません。
「独身は気楽」
「独身が気楽」なのではなく、
むしろ「私が気楽」なのです。
(現に再婚した今でさえも、夫から「主婦は気楽でいいね~」と言われます)
他の独身者はどうでしょうか。
「独身で自由でしょ」
「独身だから仕方ないわね」
「さすが独身!」
「独身なのにすごい!」
「実は独身の方が素敵かも」
お料理が分かりやすいですね。
一人暮らしの頃、私は自炊も適当でした。
お弁当は手抜きのオンパレード。
冷凍食品・ソーセージ・ゆで卵・ふりかけご飯・ブロッコリー・ミニトマト。
(しかも毎日それ)
そして会社もワーママさん達がバタバタ帰る頃、
「ん~。わたし、デパ地下に寄っていくわー」
「夜はラーメン食べて帰るからさー!」
買うか・食べて帰るか。しかもそれを平気で言う。
「独身は気楽」
そりゃね。当然、言われちゃいますよね。。。
ですが、後輩の独身Aちゃんは違いました。
新卒で毎日仕事もがんばって、性格も素直。
お弁当も彩り豊か。
「独身なのに、お料理上手なのね」
「独身なのに、きちんとしてるよね」
彼女が「独身は気楽でいいね~」などと言われているのは、聞いたことがありません。
結局、「独身は」というのは代名詞のようなものです。
「あなたは、気楽で良いね~」
「あなたは、きちんとしているよね」
この程度の意味。
なので、
「独身だから〇〇できない」
「どうせ独身だから〇〇でしょ」
〇〇の部分でスキルアップすれば、そのようなことは誰からも言われなくなります。
ただし、この方法は
「延々とスキルアップしつづけなければならない」
たまにそのような方をお見かけしますね。
「何も持っていないから見下される」
そもそも、これが錯覚。
「独身だから見下される」
そんな訳ありません。
言う人は、相手がどのような状況でも言います。
言われる人は、結婚しても出産しても、おじいちゃんになっても、おばあちゃんになっても言われますよね。
「結婚して旦那さんがいるから楽よね」
「どうせ旦那さんが払ってくれるんでしょ」
「老後は子どもに介護してもらえるんでしょ」
「離婚できていいなぁ。自由で楽しそう」
「お孫さんがいるから、生活も裕福よね」
「私の時代には紙おむつなんて無かったのよ」
「保育園がお世話してくれるから羨ましい」
「育休とれるなんてズルいよね」
「専業主婦だから子育ても暇でしょ」
書ききれませんが・・・
「何も持っていないから見下される」
いえいえ、持ち物が増えれば色んな差別に該当しますから、むしろ更に言われます。
「独身で言われる → 結婚したら言われない」?
言われやすい人ほど、結婚後はますますエスカレートするでしょう。
よって【 お勧め度:低 】
「実力を上げる」のは、根本的な解決にはなりません。
ただ手軽にできますから、料理や仕事など何かピンポイントで
「これだけは言われたくない」
そのような時の
応急措置程度でチャレンジしてみて下さい。
② 言い返す【お勧め度:中】
差別発言にいちいち言い返すほど、馬鹿げたことはありませんよね。
しかしながら目的は
「相手を打ち負かすこと」ではありません。
「コミュニケーションの練習」です。
言い返して論破できなくたって良いんです。
それは単純に
「自分の気持ちを伝える」
その練習。
よくよく思い返してください。
「独身だから、どうせ無理でしょ」
「ええ、まぁ、そうですねぇ・・・(ふざけんなぁ!)」
こういうこと。ありませんか???
「そうですね」と
「ふざけんな」は、さすがに
かけ離れすぎ。
ですからせめて、
「そうですねぇ・・」→
「そうですかぁ・・・?」
これぐらいは言い返しましょう。
少なくとも
「想い」と
「発言」を
一致させること。
相手が分かってくれるか・分かってくれないか。そこはどうでも良いんです。
相手が謝ってくれるか・謝ってくれないか。どうでも良いです。
だけど、
自分自身は騙さないこと。
「独身だから、どうせ無理でしょ」
独身に出来るか、出来ないか。
本当に独身には出来ないのか。
そんなことはこの際どうでも良いのですね。
検証したら論破できるかも知れませんが、それが一体、何になるって言うのでしょう。
大切にして欲しいのは、
「自分自身が感じたことを、どう伝えるか」
言い返すというのは、
「相手が正しいか間違っているか」?
そうではなく、「自分がどう感じたか」
ですから
「そう言われると辛いです」
「そう言われると微妙な気持ちになりますね」
「どうしてそう思われるのでしょうか」
この程度なら言えますよね。
言えないなら、
「なぜ言えないのか」
検証すべきは、むしろ、そこです。
そして最終手段、どうしても言えない!!!といいうことでしたら、
もうね。大門未知子先生で研究しましょう・・・
結局は慣れですから!!!
▼「ドクターX」超ロングランですね・・
そして本気でしつこい人には、はっきり言いましょう。
「八つ当たりは止めてくださいね~!」
これでOK。
「勝ち組から見下されている」?
違います。
本当に徳の高い人が、人を見下すでしょうか?
上に行って、高いところから低いところを
「見下す」
たくさん持っている人が、持ち物の少ない人を
「見下す」
そんな訳ないですよ。
「見下す」のは、自分が辛いから他人を「見下してしまう」のです。
他人を見下すことで、ギリギリの自分をなんとか守っているのですね。
「見下す人=本当は自分だって辛い人」です。
そして、自慢でもありません。
「見下して、自慢して、良い気分に酔いしれている」?
そんなの嘘ですよ。ちゃんと相手を見ましょう。
さみしそうでしょう?
辛そうなのが分かりませんか?
ですから、
「見下す=八つ当たり」です。
「自慢して良い気分」とは別物。
「八つ当たりしないで下さーい!」って、軽~く言ってみてください。
嫌味で言っちゃだめですよ。あくまでも軽く普通に。
「八つ当たり」
その一言は、お相手を刺すかもしれません。
お相手を傷つけるかも知れません。
だけど、それが正義ってものです。
「お相手を傷つけたくないから・・・」
本気でそんなことを考えてたら、医者は手術もできません。
歯の治療だって痛いですよ。
良くなりたい。それには傷つくことだってある。
痛むこともある。
正しいことで、言う方も言われる方も傷つく。
当たり前です。
だから言い方を考える。一緒に痛みを乗り越える。
「他人のために」は、それしかできません。
「不本意なことを言われたら、自分の気持ちをきちんと言う」
残念ながら、関係性が悪くなることもあります。
ですから、その覚悟がある・そして気持ちの余裕がある時にお試しください。
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③ 共感する【お勧め度:中】
難易度は高めです。
「見下されて傷ついた自分」が、「自分を見下す嫌な人間」に共感するのですね。
書くのは簡単ですが、なかなかできることではありません。
何に共感するか。
先ほどの繰り返しになりますが、
他人を差別したり、他人を見下す人というのは「本当は自分だって辛い人」です。
「見下す」のは、自分が辛いから他人を「見下してしまう」
他人を見下す言動で、ギリギリの自分を守っているんですね。
ですから、お相手の「その辛さ」に共感する。
「辛さ」をあたたかく受け入れてもらえて、優しさに触れると、差別は消えます。
カウンセリングでも「傾聴・受容・共感」という言葉がよく使われます。
要は、お相手の話をよく聴き、その方のありのままを受け入れて理解を示す。
「独身は気楽で良いね」
それに対して共感するポイントは、
「お相手の辛さ」です。
(「独身で気楽」の部分に共感する必要はありません)
ですから「独身が本当に気楽かどうか」というポイントで話し合ってしまうと、当然、揉めます。
そうではなくて、「お相手の辛さ」
「結婚生活って、やっぱり大変ですか?」
「仕事も家事育児も両立させるなんて、想像つかないぐらい、すごいことだと思います」
これに対して
「なに言ってんの、これぐらい出来て当然よ」
「両立なんて出来る訳ないでしょ」
どちらの回答がくるかは分かりません。
「大変だけど、結婚生活って楽しいわよ~」
「結婚生活、大変よ。もうね地獄!」
どちらの返しも、有り得ますね。
口では色々言いますけど、
「楽しい」
「地獄」
どちらも同じ意味です。
「楽しくなるように頑張っている」
「地獄の中を頑張っている」
要は「私は、頑張っている」
ですからポイントを押さえて、何を言われても一貫して、お相手の「頑張っていること」
苦労や努力に理解を示し続ける。
「すごいですね、素敵です」
「秘訣を教えてください」
ただし、この方法も諸刃の剣。
「口先だけの共感は、相手を余計に怒らせる」
ですから「大変ですね」と言って、「君に何が分かるんだ!」と更に怒られるのも、よくある話。
「共感が大切というから、共感し続けていますが、一向に解決しません」
「彼女の愚痴を聴き続けていますが、むしろ愚痴はエスカレートするばかりです。」
「ありのままの彼女を受け入れていると、甘えが益々ひどくなってきました」
つまり、「傾聴・共感・受容」で解決するのは無理なんじゃないか。
そのような事態ですね。
こちらは、この方法で解決しないのではなく、
「そもそも傾聴・受容・共感が出来ていない」
これがほとんど。
「聴いているようで、聴けていない」
「共感しているつもりで、共感できていない」
これは自分自身では分かりません。
自分の背中は、他人にしか見えない。
ですから傾聴態度に関しては、「自力で自分の問題を特定する」ことは出来ません。
「共感しても共感しても、相手は反発する」
この状態になると、とりあえずはササッと撤退しましょう。
もしご興味があれば、カウンセリング講座など今は色々ありますから、参加されても良いかも知れません。
ただ習得まではかなり地道な作業になりますから、
人間関係が悪化しそうな時には、とりあえず無理せず一時撤退したほうが無難です。
この方法は、お相手の話をよくよく聴いて、
「心の底から共感できた」時には、大きな効果を発揮します。
そうは言っても難易度高めですから、小出しで、いつでも撤退できる状況でお試しください。
④ 差別心を減らす【お勧め度:高】
一番お勧めです。
なぜ、わざわざ最後に持ってくるかというと…
一番、時間のかかる方法でもあるからです。
「他人の言葉に傷つく」
誰しも経験のあること。
そして、大半は①~③の方法で、ある程度は対応できるのですね。
例えば、
お料理もやる気のない私は、「独身は気楽で良いね~」と鼻で笑われました。
① 実力を上げる
きちんとお料理して、毎日すてきなお弁当を持参すれば
「独身なのにお料理してるのね!おいしそう~」
称賛に変わりますね。
だけど、まだ言い続ける人がいたとしましょう。
「お弁当もたかが一人分で済むから、やっぱり独身は気楽で良いね~」
ちょっとめんどくさい人ですよね。
そこで今度は、
② 言い返す
「たかが一人分に見えるかも知れませんが、私なりに頑張って作ってるんですよね。
気楽と言われたら心外です」
ここまでズバッと言い返せば、普通、それ以上は反論してきません。
つまり「独身が気楽かどうか」
これだと反論されます。
「既婚と独身のどちらが楽か」の泥沼検証が始まります。
ですが
「私は、心外です。」
心外です。私は嫌な気持ちになりました。
これは「私はこう思っています」ですから、事実です。
反論の余地を減らすということ。
まあ、中には
「この程度で心外とは何事だ」
「これぐらいで傷つくなんて、おかしいわよ」
上には上がいますから、どこからでも反論されます。
お相手は、どうしてここまでひねくれたことを言ってくるのでしょう?
聴いてみましょうか。
③ 共感する
「やっぱり一人分と家族全員分では、全然違いますか?」
「4人家族なら4倍ですものね?」
どんな返事がくるかはお相手次第です。
「まー、慣れたら4人分でも楽勝だけどね」
それで会話が無事に終われば良いですけどね。
「単純に4倍な訳ないでしょ、100倍ぐらいしんどいわよ!」
全くトーンが下がらないこともあります。
「でも、おいしいお弁当作ってもらえて、ご家族は幸せですね。うらやましい」
ひたすら称賛。
単純ですが、やっぱり人は優しさには弱いものです。
自分の努力が評価されると、誰だって嬉しい。
そして、残念ながらこうはならないケースもあります。
「家族が幸せな訳ないでしょ。
昨日も連絡なしで帰って来なかったのよ。
私を家政婦ぐらいにしか思っていないんだわ」
中には… ハッピーエンドにならないケースもあります。
想像できますか。
毎日、毎日、クタクタになるまで働く。
早起きして沢山のお弁当を作る。
子どもからは、作ったあとに
「あー、俺、今日弁当いらないから!」
「ちょっとー、お母さんの弁当、最近ワンパターンなんだけど!」
そして旦那さんは連絡もなく帰らない。
テーブルの上に、冷たくなった夕飯。
女の影。
もしお相手が、あなたに心を開いていたとしたら、そんな話をするかも知れませんね。
ほとんどは言わないでしょうが、心の中にこのような傷がある。
「他人を見下す」
これが正体。
本当に幸せな人は、①②のあたりで「自分の失言」に気付きます。
言い返されてもしつこく絡んでくる人には、必ず心に「辛さ」「痛み」があります。
自分では抱えきれない痛みを、他人にぶつけてしまっているのですね。
ですから幸せそうに見えても、楽しそうに見えても、本当はさみしさがある。
あなたが独身だから言われるんじゃないのです。
あなたがもし彼女に「共感」できるなら、あなたの痛みは、少しやわらぐでしょう。
「自分があまりにも辛すぎて、楽しそうな(独身の)あなたが羨ましくなった」
他人にあたるのは許されることではありませんが、
ほんの少しだけ… 彼女の気持ちも、分からなくもない。
あなたに余裕があれば、彼女の話を、あたたかく聴いてあげて下さい。
そして「それでも無理!」な方に、
④ 差別を減らす
「相手にも心の傷がある。だから何だって言うのよ。
自分が辛いからって他人を傷つけるなんて、ますます許せない。
傷つけられた私の身にもなってよ!」
心の奥から、そんな声が聴こえてきませんか。
正直と謙虚は美徳です。
これが聴こえたら、正直に、あなたは④へ進めるでしょう。
結局、ほとんどは①か②で解決するんです。
こじらせた厄介なケースは③に突入しますが、それもまた日にち薬。
そんなに「何年も」引きずることはありません。
それでも①②③で解決率100%とは言えないんですね。
最後の「④差別心を減らす」は、そのような方にお勧めの方法です。
時間も手間もかかります。
だけどもしあなたが、
「①も②も③もダメでした。
だけど、他人から言われ続ける人生はもう嫌なんです。
時間がかかっても良いから、自分を変えたいんです」
そう思われるなら、取り組む価値が大いにあるでしょう。
そもそも、
「差別」って、どこにあると思われますか?
「独身は気楽で良いね」
この差別は
「自分自身の中」にあります。
おかしいと思いませんか?
差別をしてきたのは、先輩のAさんです。
差別はAさんの中にあると、普通はそう考えませんか?
ところがAさんは、
「誰にでも同じことを言っている」
そして私は
「嫌な気持ちになった=独身差別と感じた」
ですが実は、同じことを言われていたBさんは、
「全く嫌な気持ちになっていない=独身差別と感じていない」
この違い。
Bさんにとって、Aさんの発言は
「差別ではない」のです。
Bさんには彼氏がいました。
彼女は職場で恋愛話をしないタイプでしたから、そのことを誰も知りません。
しかも彼女は先週の日曜日に
プロポーズされたところだったのです。
幸せの絶頂にいて、
「独身は気楽で良いね~」などと言われても、
心の中は
「うん、でも、もう結婚するからね。(やったー!)」
全く傷つきません。
そして私は
婚約破棄されたばかりでしたから、
そこで
「独身は気楽」と言われるとですね・・・
ちょっとやっぱり。
つまり、同じ言葉を言われても
「差別と受け取る」か
「差別と思わないか」
あくまでも、自分自身の心の中にあるんです。
「プロポーズされたばかり」
「婚約破棄されたばかり」
あくまでも、自分自身の心の状態。
差別は傷です。
変な例えですみません、
「血まみれの傷口に、塩を塗られる」
「塩サウナで、美肌マッサージをする」
同じ
「塩」でも、全く違いますよね。
ですから
塩(差別)に負けないためには、自分の肌をとにかく健康に保つ
人間ですから
「いつでも健康」とはいきません。
弱るときもある、痛むときもある。
ですが、
「いつでも健康」に近付くように。
完璧でなくても良いんです。
弱ったら休む。痛んだら手当てをする。
大切な自分自身のメンテナンス。
これが「差別をなくす」ということ。
「職場の〇〇さんの、独身差別がムカつきます」
職場ですから、簡単には辞められません。
あるいは
「転職したけど、今度は△△さんの独身差別がムカつきます」
意外とよくあるパターンです。
「どこにいっても、何故かいつも私ばっかり言われる」
「私ばっかり、損な役回り」
こうなると、
どこに逃げても、誰といても、差別が追いかけてくる。
ご自身を大切にメンテナンスすることは時間がかかりますが、
一生逃げ続けるよりは遥かに有意義で、何より、笑顔で生きられるようになります。
ぜひ一緒に取り組んでみて下さい。
▼ 自分自身のメンテナンス
・差別に負けない健康な心作り
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「自分自身を知る」
「安心できる居場所をもつ」
このプロセスで少しずつメンテナンスされ、
他人の一言に揺れない、柔らかいのに強い、そのような自分自身が育ちます。
傷ついたご自身を丁寧にいたわり、あたたかい光に向かって伸びていかれますように。