別居中・離婚・再婚活中・ステップファミリー

どのような形の家庭にも
幸せと、心のあたたかさを見出せますように。

妊娠中のコルポ診、組織診、子宮頸がん検診でASC-US軽度異形成


下の子の妊娠が分かり、早速、初回の妊婦検診を受けました。

そこでまさかの
「子宮頸がん検診 ASC-US」・・・

当時、妊娠する一か月前にも市民検診を受けていたのです。

「子宮頸がん・・・異常なし」

一か月前の市民検診は「異常なし」でした。

市民検診で「異常なし」と言われたのに、何故?

担当医の先生からは、

「この検査(市民検診などの一般的な子宮頸がん検診・細胞診)はあくまでもスクリーニング。

初期のごく軽度の状態であれば尚更、異変を100%発見できるものではないからね」

そのような説明を受けました。

今では理解できますが、最初は誤診かと悶々。

(その場合「異常なし」の方が誤診でしょうけど・・・)

1回の検査で異常なしと言われても、油断せず、がん検診は定期的に受けた方が良いですね。


細胞診で要再検査となりますと、今度は精密検査です。

「コルポ診(コルポスコピー)・組織診」

その日は予約を取り、誓約書を持ち帰りました。

正直「子宮頸がん」なんて聞いたことがありません。

どんな病気かも分からず、ネットで延々と検索。

病院で先生に訊けば良かったのですが、こちらも唐突に言われたので頭が回らなかったのです。


▼ このようなサイトを参考にしました。
妊娠中の子宮頸がん検査(プレママタウン)


ただですね、

「こういう医療記事を読んで安心したか?」

私は無理でした。

知識は大切ですし、病状を分かりやすくまとめたネット記事はとても参考になりましたけど、

「安心」は・・・、しませんよね。

帰宅後も「子宮頸がん・妊娠中・体験ブログ」なんて言葉で検索して、人様のブログを読み漁っていたのを覚えています。


2. 夫への報告 ・

子宮頸がんをうつしたのは誰



そうは言っても、待ったなしで家族が帰ってきます。

「夫になんて言おう」

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、女性の約8割が持っているもの。

そのような記事を見かけたので、そこをベースに説明しました。

「風邪のウイルスはどこにでもある。

免疫が落ちていて風邪がうつる人もいれば、うつらない人もいる」

「花粉はどこにでもある。

花粉症になる人もいれば、ならない人もいる」

幸い?
夫は埃アレルギーでしたから、この説明でなんとなく通じたようです。

ほこりなんて、どこにでもある。
私は平気。夫は埃アレルギー。

埃アレルギーを発症する人もいれば、しない人もいる。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、どこにでもある。

子宮頸がんを発症する人もいれば、しない人もいる。


要は、

「私のせいじゃない」

そう言いたかったのだと思います。

性行為で移る病気  =「誰からうつされたんだ」と夫が激怒するんじゃないか

そういう恐れ、不安が心の100%でした。

「どこにでもあるウィルス」と説明することで、私のせいではないのだと、安心したかったのだと思います。


「誰から移されたんだろう」

今の夫と再婚する前は・・・ まさか、前夫?

ヒトパピローマウイルス(HPV)はどこにでもいるウイルス・潜伏期間の長いウイルス。

「どこで誰から移された」は特定できないそうです。

担当医にも質問しました。

「今の夫と再婚する以前、8年間なにもありませんでしたけど・・。

そしてその間、子宮頸がん検診に引っかかったこともありません」

先生の回答は、

「だからと言って前のご主人(8年前)とは限りません。

10年前かも知れないし、20年前かも知れない。

それぐらい潜伏期間の長いウイルスです。

ウイルスがいても、潜伏期間中ならがん検診にも引っかかりません。」


私は、かなり言いづらいですが、当初

「もしや今の夫・・?いや、さすがに夫に浮気は無いだろう、ああ、でも」

こんな心境だったと思います。

私は今の夫以外、誰ともそういうことをしていない

→ と、いうことは、まさか・・・・

このように、まあ、ちょっと疑ってしまったのですけれど(反省)

さすがに担当医にそんなことは言いづらいですし、

自分自身も、夫を疑うなんて絶対にしてはいけないことだと思い込んでいましたので

オブラートに包んで
「8年前の前夫が原因でしょうか」

そんな回りくどい訊き方をしてしまったのですが、

先生の回答は
「8年どころか、10年、20年前も有り得る」

もしかしたら15年前の私の彼氏かも知れない・・

もしかしたら15年前の夫の彼女かも知れない・・

結局、「いつ、誰が」なんて特定は不可能ということでした。


皆様は絶対にこういうことはしないと思いますが、

子宮頸がん検診に引っかかったからと言って、ご主人に

「あなたが浮気して私にうつしたんじゃないの???!」

・・・なんてことは言わないでくださいね。

あ、もちろん、そんなことを直球で言っちゃいそうな人って、私しかいないと思いますけど(笑)




3. 検査は痛い?妊娠中のコルポ診・組織診



夫への報告が無事に終わり、次はいよいよ検査です。

「爪切りみたいなもので、プチっと切ります。痛いです」

この説明が怖すぎます。。。

「妊婦さんは特に、出血が止まらない場合があります。」

「夜中でも大量出血があるような場合は電話してください。当直がいますから。」


莫大なストレスです!!!
妊婦なのに・・・(泣)


で、実際に痛かったかと訊かれるとですね、

正直、恐怖のあまり何が何だか分かりませんでした。。

実際はそんなに痛くなかったと思います。

歯医者で歯石をとる方がよっぽど痛いです。

毛抜きで脱毛する方が痛い(場所による)です。

それぐらいのレベルだったのですが、切るたびにその器具の音が「ガッシャーーーン!!!」と響いて顔面蒼白でした!

検査中に看護師さんが何度も「大丈夫ですか?」とあたたかく声をかけて下さり、まさに白衣の天使ですよね。

人の優しさがありがたかったです。


検査は3か所ぐらいチャチャっと切るだけなので、すぐ終わります。

心配していた事後の出血もほとんどありませんでした。

結果が3週間後ということで、この待ちも微妙にストレスですが、この間も人様の子宮頸がん体験ブログを読み漁って気を紛らわせていました。

自分一人じゃない。
みんな頑張って乗り越えているんだ。

そう思いながら、沢山のブロガーさんに元気を分けて頂きつつ日々を過ごしていました。




4. 異形成は治る?半年ごとの検査による経過観察



私の場合ですが、検査結果がそこまで悪くなかったため(軽度異形成)

「今は様子観察でOK。

次回は半年後に再検査しましょう」ということになりました。

病状によりますが、軽度異形成で手術も時期尚早といった場合は、3ヵ月~半年ぐらいのスパンで検査を繰り返し、経過を見るそうです。

子宮頸がんは、比較的進行が遅く予後も良いと言われています。

そうは言っても油断も禁物ですよね。

自分で病状改善できることは何もないので、担当医の指示に従って定期的に検査を受けることが大切。

後はストレスなく過ごすことかなと思います。

また、「ごく軽度のうちは自然と治ることもある」と言われていますね。

実際に「治った」という方のブログを拝見したことがあります。

そして、ある保険会社さんのお話ですが、

一旦軽快すると(治癒または術後)入れるがん保険もあり、実際に軽快して保険に入られた方がいらっしゃるそうです。

私自身は今のところ毎回同じ結果、現状維持ですが、

治ったら良いなぁ・・ という淡い期待もありますし、このまま維持できているだけでもありがたいことですよね。


5. 無事に出産できる?胎児への影響



色々と不安はありましたが、無事に出産しました。

妊娠中なのに検査をして大丈夫だろうか。

妊娠中なのにこんなにストレスを受けて大丈夫だろうか。

結果的に、私は大丈夫でした。

戦争中でも子どもは産まれていた訳ですから、胎児の生命力は強いですよね。

そうは言いましても出産は個人差のあることですから、くれぐれもご自愛ください。


6. 産後の経過と検査スケジュール 



現在(執筆時)産後1年ですが、軽度異形成のまま経過観察中です。

半年ごとに定期検査(細胞診・組織診・コルポ診)です。

妊娠中は身一つですが、産後は子連れで通院になりますよね。

病院にもよるかと思いますが、私は0歳子連れで受診し、検査中は横のコットで預かって頂きました。

子連れOKだと本当に助かります。

検査費用は今のところ細胞診1回9000円ぐらいでしょうか・・・

細胞診だけの時もありますが、検査結果によっては後日に組織診・コルポ診が追加になることもあります。

(費用も別途かかります)

ガン保険に入っていなかったので、出費が痛いです。。。

しかもこれが一生涯続くとなると、総額がいくらになるのか(><)




7. 子宮頸がん(軽度異形成)と家族の絆



そんな訳で、先々も続く莫大な検査費用を含め、夫には申し訳ないなと感じていた時期がありました。

再婚当初、私は夫の地元への転居に伴って退職し、専業主婦になりました。

その後、再就職する前に妊娠したので、収入はゼロ・育休などの手当てもありません。

私と上の子(私の連れ子)の生活費・学費・全ては夫の収入で賄っています。

そこに加えて数々の妊娠トラブル

(子宮頸がんの他、高齢出産にて妊娠糖尿病も発症しました)

予想外の出費だらけですね・・・

違う意味で「お金のかかる女」です。。。

それでも夫は日々仕事に行きます。
いつも、いつも、大切な家族。


世間(特に婚活がらみ)では

「専業主婦希望なんて甘い」

「男はATMじゃない」

「これからの時代は女も自立するべき」

そんな言葉も、頻繁に見かけますよね。

「男にとって、結婚はデメリットだらけ」

「結婚のメリットが分からない」

そういう意味では、私は「金喰い虫」で、夫は「デメリットまみれ」です。

それでも夫は「メリット」とか「デメリット」なんてセコイ考えには振り回されないタイプ。

ですから私も「病気になって申し訳ないなぁ」なんて、いちいち下に潜っていないで、

「結婚して良かった!」って喜んでもらえることを沢山増やせるよう、前を向いて頑張りたい。

今はそんな気持ちです。


子宮頸がん検診に引っかかって、最初はお先真っ暗でした。

結果的には「軽度異形成」で、まだ手術も不要の早期発見、

お先真っ暗どころか、

「早く見つかって良かったね!ラッキー!」なんて喜んでもいいぐらいの話かも知れません。

現に、妊娠していなかったら、気付かないままだったのです。

お腹の子が教えてくれたんだよ、って感謝すべきところです。

ただ、当時は「子宮頸がん」なんてほとんど聞いたこともなく、

「がん検診に引っかかった」

「お腹の子は大丈夫なの、無事に産めるの」

「あと何年生きられるの」

これぐらい、恐怖だったんですよね。

同じように検診に引っかかって、このブログに辿り着いた方は、もしかすると同じ心境かも知れません。


それでも全てが不運だった訳ではなく、もちろん良いこと、嬉しかったことも沢山ありました。

特に、夫が良き協力者だと再確認できたことですね。

検査に引っかかった私を責めることなく、

「病は気から!いっぱい笑った方がいい!」

そういって沢山、外に連れ出してくれた、家事育児も協力してくれた、

そして子どもの心配もありましたけれど、心の深いところで

「もし私に何かあっても、この子には夫がいる。大丈夫」

そう確信したこと。

上の子は私の連れ子で、世間では「血のつながらない子どもの面倒なんてみれる訳がない。実子でも大変なのに。」と考える人もおられるかも知れませんが、

私は「ああ、夫は大丈夫だ。私がいなくなっても、責任をもってきちんとこの子をみてくれる」

はっきりと安心したんですね。

シングルマザーで、一人で子育てをしていた時には無かった安心感でした。


少し懸念があるとすれば、

「夫は子どものことはきちんとみてくれるだろうけど、掃除と料理は無理かもなぁ」

私がいなくても、元気で、幸せに生きてくれるに違いない。

でも、確実に汚部屋になるだろう。

そしてコンビニ弁当とか、毎日、卵かけご飯と納豆だけとか・・・

その光景が浮かんで、「ああ私、まだまだ何十年と生きなきゃなぁ!!」って


自分が、人にしてあげたいことがある

自分が、夫のために、子どものために、届けたいものが沢山あるんだ。って

そういうことをしっかりと自覚できて、そのためにも明るく前を向いて頑張ろう!って思えるのは嬉しいことですよね。

ですから、子宮頸がんの検査に引っかかるなんてショックなことではありますけれど、

どのような状況の中にも良いこと・嬉しいこと・希望を見出しながら生きていきたいものですね。



▼ 追記: 

その後、軽度異形成のまま、2歳差で3人目を授かり妊娠中です。

子宮頸がん軽度異形成だからと言って、妊娠を反対されることはありませんでした。

(主治医から妊活の許可がありました)

経過は都度、Twitterで呟いていますので、良ければお気軽にお立ち寄り下さいね。


▼ Twitter はこちらから 

ブログアカウントにつき、無言フォロー&善意のRTも大歓迎!
このブログはリンクフリーです。



40代で、30代半ばの初婚年下男性と子連れ再婚しました。
その後、自然妊娠 & 第2子セメントベビーを高齢出産。

再婚・育児・夫婦・離婚・幸せな生き方、
たくさんの話題で楽しくお話できますように。